ミュージカルCDやYoutubeを活用すれば

日本のミュージカル業界はもっとCDやYouTubeを活用すべきだと思う話

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日本のミュージカル業界はもっとCDやYouTubeを活用すべきだと思う話

更新日:

みなさんこんにちは。禁断(@J_kindan)です。

 

さて今回のお話はこんな内容になります。

 

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日本のミュージカル業界はもっともっとCDや、YouTubeでのプロモーションに力を入れるべきだよ!

実は前に書いたこの記事:

 

濱田めぐみさんの20周年記念CDの記事を書いていた時に、記事の最後に貼ろうとして、濱田めぐみさんがこれまで出演したミュージカル関連のYouTubeを検索したんですね。そしたら公式のものが少なくすぎて閉口しました。

舞台映像なんて殆どない!一番あったのは四季かな。まだ残してるなんて良心的ですよね。とにかく濱田めぐみさんの最大の魅力である「歌声」を伝えるものがなさすぎるんです。

 

それでいて、誰かが勝手にアップロードした映像は山程あるんです。それだけ濱田めぐみさんの人気があるということなんでしょうけれども、にしても公式映像が弱い!というか、見たいものの殆どがない!!という状況でした。

これは一体なぜこんなことになっているのでしょうか。

 

 

もしかして、YouTubeに出したら損すると思っていません?

そうこれ!きっとこういうことですよね。

とにかく日本のミュージカルの公式YouTubeにあるものの殆どは「稽古場の模様」「制作発表会の歌唱披露」「カーテンコール動画」「キャストコメント」です。まだ「ゲネプロ公開」や「舞台映像のハイライト」があるのはマシな方で、それすらないものも。

 

そのミュージカルの魅力を最大限にアピールできる、ビッグナンバーを一曲まるまる公開している映像は殆どない、ということですね。いや皆無かな。

 

一個ありましたわ!

 

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一曲まるごと「ミュージックビデオ」として公開した四季「リトルマーメイド」の例

(YouTube:©Disney 劇団四季『リトルマーメイド』パート・オブ・ユア・ワールド アリエル:谷原志音)

 

 

これです!こういうの!めっちゃエエですよね。え?アリエルの谷間もエエんですけど、そういうことじゃなくて!

このミュージカル「リトルマーメイド」の代表的なナンバーを一曲まるまる公開している、ということです。映像も綺麗だしとにかく凝ってますよね。流石電通が入っているだけのことはあります。クオリティ高いです。

 

このYouTubeの再生回数は140万回近くにもなります。で、このミュージックビデオは広告付きなんですよね。現在のYouTubeのアドセンス収入は大体再生回数×0.6円ほどと言われています。

 

計算しました?しましたね。

 

 

映像の効果は絶大!

ただこの「一曲まるごとミュージックビデオ」を公開することのより得るのはこの広告収入だけでなく、この映像を見た人(普段ミュージカルを見ない人も含む)が「劇団四季のリトルマーメイドを見たい!」という気持ちにさえなってくれたら、もう大成功なんです。

私は四季のリトルマーメイドは一回しか見ていないんですけど、ここ最近は「普段ミュージカルを見に来ない客層」が多いと聞いています。このYouTubeの効果もあっての成果とも言えるでしょう。

 

 

アンドリュー・ロイド=ウェバーは初演開幕の前からCDを発売する

「キャッツ」「オペラ座の怪人」の作曲家であるアンドリュー・ロイド=ウェバーは、新作ミュージカルの製作と同時にCDの収録も進行します。

CDは部分的なものではなく、ミュージカルの進行まるまる収録します。歌詞カードには丁寧にプロット解説まで書いてあるという徹底ぶりです。

 

そして本舞台の開幕前にはもうCDは発売済となっていて、観客はもうそのCDを聴いた後の状態で舞台を見に来る。という戦略を仕掛けてくるのです。

ジーザスもオペラ座もエビータもキャッツも、全てこの手法でした。もうみんなその曲は知ってるんですね。街中でも流れていますから、耳が覚えちゃう。じゃあ後は「舞台を見に行こう」となるのです。

 

アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽ってやたら耳に残るし中毒性が高いので、これは非常に効果の高いプロモーション展開であると言えます。

 

ビッグナンバーのミュージックビデオも先にまるごと公開

はい、もちろんYouTubeだってバンバン活用します。ミュージカル「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」では開幕前に、ビッグナンバー2曲のミュージックビデオを公開しました。

 

 

こうやって期待感を高める、という意図があるんですね。

 

 

世界最速CD発売を果たした、四季「アラジン」

開幕よりも前に発売、というわけにはいきませんでしたが、ほぼほぼ開幕と同時にリリースされた、劇団四季のディズニーミュージカル『アラジン』のCD。これも大変効果があったといえます。

だってもうその時点でチケットはほぼ完売状態でしたから、CDをまず聴いて、そして半年後や一年後の初観劇に備えて予習し、楽しみな気分を留めておくには充分すぎるアイテムとなりますからね。ほんと、こういうのは嬉しいんです。

 

 

 

公演終了の後にCDを出したって意味ない

はい、そうなんです。日本のミュージカルってなかなかCD化やDVD化ってされないですよね!

で、ようやくCD化のお知らせキター!!と思ったら、とっくに公演が終わった後の数ヶ月に発売とか。

いやいやいや、それってただの「思い出グッズ」でしかありませんから!!

 

ミュージカルのCDなんか殆どがライブ収録なんですから、さっと作れると思うんですけどねぇ。紙ジャケットでもいいじゃん!歌詞カードコピーでもいいじゃんって思っちゃいます。

 

 

まとめ:日本の演劇業界の皆様、もっとYouTubeとCDを活用して業界を発展させましょう!

いや、CDやDVDをいくら遅くなったとしても出してくださることについては感謝しているんですよ。

でも今回私が言いたいことは、今の客層だけを喜ばす展開だけではなく、新しい顧客を獲得するためのプロモーション展開としてCDやYouTubeをもっと活用しましょう!ということです。

 

今日の私、めっちゃええヒントを書きましたよね(笑)

 

1.ケチケチせずにビッグナンバー一曲まるまるミュージックビデオをYouTubeに公開する!できれば開幕前に!

2.カーテンコール映像ではなく、舞台のハイライト映像をできるだけ早くYouTubeに公開する!

3.CDはさっさとリリースする!できれば開幕前に発売済にしておく!

4.DVDメディア化にあたってMGが厳しければWOWOWで配信する(デスミュの例)

 

 

これらのことを展開するだけでも、今後随分違ってくると思います。今までは「音声や映像を出したら損をする」と思って出し渋ってきた気質はあったはずです。

でも実は首を絞めているということに気付いてもらえればいいかな、と思いました。なかでも「ミュージックビデオまるごと公開」は効果あると思うので是非是非。

 

もちろん後出しCDやDVDもありがたいんですけど、そういうのは結局マニアだけの買い物になってしまう、ということだけでも気付いて貰えれば嬉しいです。

やっぱりどんどん外に向けてプロモーションしなくちゃですよね。内向きではなく。
私も色々考えますので、これからもこの業界を発展させるべく色んな視点をもって切磋琢磨していきましょうね!

 

 

その後:元業界の方からご意見を頂きました。

この記事を読んだ業界元関係者、休憩中日記さんのブログ記事

 

中の方からの意見として、なぜ舞台のCD化やDVD化は難しいのか。なぜ簡単にはいかないのか。そしてYouTubeの可能性について、など詳しく書かれています。

こちらも合わせて読んでみてくださいね。

 

次の記事はこちら!

舞台・ミュージカル好きな人はなぜ何回も同じものを繰り返し見るのか

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この記事を書いた人

禁断J(禁断先生)

観劇ブロガー/オペラ座の怪人専門家。劇場で「禁断さん」と呼ばれるのは恥ずかしいですがもう慣れました。
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