レ・ミゼラブルラストシーンイメージ燭台テーブル

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東宝ミュージカル 帝国劇場 レ・ミゼラブル

帝劇『レ・ミゼラブル』2015年版を見ておくべき7つの理由

更新日:

「世界一のジャベール」こと、アール・カーペンターさんもジャパンカンパニーを絶賛

 

 

#lesmiserables #lesmis_japan

禁断J (禁断先生)さん(@kindan_jurun)が投稿した写真 –

 

みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。

2015年4月16日~17日は、帝劇のミュージカル『レ・ミゼラブル』プレビュー公演、そして本公演初日を観劇しました。

 

まず報告としましては、2015年の『レ・ミゼラブル』は とてもとても、とても素晴らしかったです!

 

3回も「とても」と言いましたが本当にそうなんです。

 

今回公演の大きな特徴としましては、ただ単なる2013年版の再演ではなく 相当パワーアップしている のです!!

 

「前見たし、もういいかな」「どうも帝国劇場(東宝ミュージカル)って敷居が高くて」「値段、高いっしょ」と、思っている人たちにこそ 今回のレミゼは是非、見てもらいたい のです。

まぁ、確かに値段は高いですが、それでも!

 

ということで今回はレミゼの観劇レポの前に、”2015年版ミュージカル『レ・ミゼラブル』は絶対に見たほうがいい7つの理由” をアツく書いていきます。

 

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帝劇『レ・ミゼラブル』2015を見たほうがいい7つの理由 その1:表現・演技が一新され、とてもわかりやすくなった

事前情報としまして どうやら演出変更がかなりあるらしいという記事を書きましたが、実際に今回の2015年公演を見まして、その変更点のどれもがかなりわかりやすく(見る側が理解しやすく)変更されていることがわかりました。

 

表現・演技、そして台詞や歌詞に至るまで、これまで「元々レミゼの話を知らない人にはわからない」という、置いてけぼり感はほぼ解消されている と言えます。

 

実はこれはかなり重要です。

ミュージカル「レ・ミゼラブル」は予習なしで見るのにはかなり厳しい作品 でして、実際に私はかつて、笹本玲奈さんだけを目当てに、かなり前(旧演出時代)に一度だけ見に行っていますが、その時は まるでチンプンカンプンで終わった ことがありました(笑)

 

ですが今回の演出変更では必要以上に説明的になっているわけではなく、かなり良い塩梅で うまい具合に調整されていると感じます。これは相当評価できる点であるといえます。

 

1-1:バルジャン、ジャベールの人間性に迫る

わかりやすい点で言うと、まずバルジャンの人間性です。獄中、極限状態で生き恥をさんざんかき、ようやく仮釈放となってもなお、世間からは酷い扱いをうけ、虐げられてしまう。

そんな生き地獄を味わう中でも、転んだ子どもを助けようと優しい面をみせたり、助けてくれた慈悲深い司教には、申し訳なさそうに何度も、銀の燭台や食器を返そうとしたりします。

 

2013年公演では銀燭台はすぐに鞄の中へしまっていました。

元々悪い男が、司教の手により改心し 市長になりやがて聖者に… ということもそうですが、バルジャンは逮捕される前から、実は良い人間だったということが、今回強調されています。

 

1-2:自殺の真相が明らかに?

また、今回一番わかりやすくなっているのはジャベールです。

これまで私は、ただ単に「疑い深く、冷徹で執念深い男」だと思っていましたが、今回はそうではなく、市長(バルジャン)が馬車を担ぎあげた時には、まだ半信半疑の状態ではあるものの、驚きのほうが強い、といった表現です。

(前回は完全に、「こいつバルジャンだろ」といった疑いの目を向けていた)

 

そしてとても紳士的な面を見せます。

市長の上着を着せてあげたり、帽子を丁寧に手渡します。

 

なにより、なぜジャベールは、最後は自殺してしまうのか。この点は今回非常にわかりやすいのです。

何かバルジャンに答えを導き出してほしかったような、バルジャンとジャベールの関係性が強く感じられる演技・表現となっていました。

 

この辺りは観劇レポでも詳しく書いていきたいと思います。

 

ですから今回の2015年公演は「あれって、どういうことなの?」という疑問を沸かせる機会は、極力抑えてあるように、上手く練りこまれているな、と思いました。

 

理由その2:台詞、歌詞が聞き取りやすくなった

もう一つ、わかりやすくなっている要因として、これまではイマイチ聞き取りにくかった歌詞・台詞が、かなり聞けるようになりました

 

これは俳優の発声の改善、というのも一つあるのかもしれませんが、2013年公演までに多用していたリバーブ(エコー)を相当抑えめにしている、ということが大きいと思います。

 

2-1:なぜ帝劇ミュージカルはエコーがかかりすぎるのか

これまではどうしてエコーを強くかけていたのかというと、やはり帝劇・東宝系のミュージカル作品は、歌唱力の高い実力派のミュージカル俳優だけではなく、いわゆる「客寄せパンダ」的なキャスティングもよくあることであり、俳優の技量の差を埋めるためにも、エコーやエフェクトを駆使して、出来る限り良い状態(バランス)で聞かせよう、という工夫がなされているものと思います。

(音響の”武装化”、とはこのことです)

 

でも、私はそれを見抜きますし、そういう音作りってあまり好きじゃないんですよね。

 

2013年のレミゼもその帝劇音響デフォの武装タイプだったので、「エコーかかりすぎで何言うてるかわからん」と、思っていました。

 

いくら超大型ミュージカルの版権を取得し、断続的に上演しているとしても、何を言ってるのかわからないのであれば、意味不明のまま終わってしまう場合がありますからね。

 

今回公演ではそういった心配は解消されています。

 

理由その3: 熱さは2割増!

あくまで私の感じ方ですが、倍増…まではいいませんが、確実にキャストの熱さがアップしています。

2割増、もしくはそれ以上にアップしているでしょう。

 

これは先ほどにも言った実力派俳優が揃っているから、エフェクトがほぼかからない状態での真剣勝負となっており、よって自然と熱く歌い、それに伴い演技も熱くなる…

という傾向になっているものと思われます。

 

バルジャンvsジャベールのガナリあいは、もう相当な迫力です!

もう歌になっていないというか、ここは怒号の嵐・怒声の応酬です。

 

歌としては譜面を大きく逸脱しているかもしれませんが、見る側の心を強く揺さぶるのはどちらか。

と考えたら、絶対に怒号の方がいいに決まっています。超真剣勝負のバルジャンとジャベールの対決シーンは、一幕も二幕も絶対に見逃してはいけません。

 

とはいっても2013年公演も相当熱く、毎回見に行くたびに号泣していましたから、それよりも更に熱くなっている今回公演は、もう嗚咽必至・鼻水垂らしまくり(汚くてすみません)

 

となることは間違いないです。

 

ツボのキャストがビシッとハマった時に、きっとあなたも大変な状態になることでしょう。

 

今回私が見た中では特は、プレビュー公演はヤバかったですよ…

うう(思い出し泣き)

 

理由その4:オーケストラの音がクリアに

先ほどの「かけすぎエコー」もそうですが、これまではどうも”バリバリの武装感”が強かったクセの強い帝劇レミゼの音響が改善されました。

オーケストラの音楽は、これまでに較べると、とてもクリアに聴こえるようになりました。

 

壮大なまるでオペラのような「レ・ミゼラブル」の音楽が、限りなく生に近い音で、直接聴く人の耳に 体に入ってきますから、それだけでも舞台の感動が増幅されることは間違いありません。

 

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理由その5:今回公演も実力派キャストが勢揃い

2013年公演もそうでしたが、いわゆる「客寄せパンダキャスト」がいないのです。これは今回公演も同じとなります。

 

今回見た中で特筆するべきキャストは、ジャン・バルジャン演じるヤン・ジュンモさん(新キャスト)。そしてジャベール演じる鎌田誠樹さん。この二人です。

 

二人ともものすごく歌ウマなのに加え、熱い演技でしたからとても感激しました!

 

私はバルジャン×ジャベールの組み合わせをとても重要視するので、この組み合わせはとても気に入りましたし、もう大満足です。

 

実は鎌田誠樹さんは初見で、完全にノーマークだったので、これは誤算でした。(鎌田さんには失礼な話ですが)

いや、彼のジャベールもう取ってないんですよ。増やそうかな、という勢いでもう良かったのです。

(誰か前もって教えておいてくださいよ 笑)

 

 

”ダイナミックテノールvs.ダイナミックバリトン”です。こんな凄いの、他では滅多に聴けませんよ。

 

もちろん全プリンシパル、アンサンブルもどの人も一定以上の実力派が揃っていますので、歌でガッカリするような事は ほぼ ないと思います。

 

理由その6:観客のマナーは世界一

ロンドンの「レ・ミゼラブル」は相当、観客の観劇マナーが悪いのですが、日本の「レ・ミゼラブル」全くの真逆で、話し声はもちろんのこと、観劇時の天敵である「ビニール袋のガサガサ音」などは、全く聞こえませんでした。

プレビュー公演、翌日の初日とも、マナーが素晴らしく良かったです。

 

やはり観劇慣れしている人が多くいらっしゃる…というのも一つあるでしょうし、帝劇という荘厳な劇場の雰囲気が、初心者の方でも「ちゃんとしなきゃ」と、姿勢を正そうという気持ちになる作用があるのでしょうか。

 

 

他ではあまり味わったことのないノンストレスの大人な観劇を 是非楽しんでください。

 

理由その7:旧演出の良い部分を受け継いでいる演出あり?

すいません、これは 新演出版(2013年)になってから通い始めた私には語れないのですが、どうやら人物の配置や動き(台詞も?)そして照明や音楽などで、旧演出版の良かった点を部分的に取り入れ 演出を組み直している… という見方をする人がいます。

 

帝劇の「レ・ミゼラブル」を長年愛し、ずっと通っていらっしゃる人たちの言葉ですから、その通りなんだと思います。

 

ですから、「新演出になったから見に行かない」「前のバージョンの方が良かったわ」という方でも、今回公演は 昔のレミゼを部分的に懐かしむことができるようになっている、と思います。

 

まとめ:レミゼ2015は絶対見たほうがいいよ!

 

 

如何でしょうか。もうかなり心が動いた人もいらっしゃるんじゃないですか?

 

ツイッターでも書きましたが、このアッツアツのレミゼは是非、見ておいたほうがいい、おすすめのバージョンとなっています。

 

特に、まだ「レ・ミゼラブル」という世界に足を踏み入れていない、という人にこそ強くオススメします。チャンスがあれば、是非、観てみてくださいね。

 

 

次の記事はこちら!

【観劇レポ】『レ・ミゼラブル』プレビュー公演、2015年4月16日(プロローグ~1幕編) | ヤン・ジュンモバルジャン×鎌田誠樹ジャベール

 

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この記事を書いた人

禁断J(禁断先生)

観劇ブロガー/オペラ座の怪人専門家。劇場で「禁断さん」と呼ばれるのは恥ずかしいですがもう慣れました。
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