ミュージカル同じの見るのはなぜか

舞台・ミュージカル好きな人はなぜ何回も同じものを繰り返し見るのか

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舞台・ミュージカル好きな人はなぜ何回も同じものを繰り返し見るのか

投稿日:2015年11月12日 更新日:

みなさんこんにちは!禁断(@J_kindan)です。

先日のこちらの記事:

 

 

大・大・大反響!でした。

今もアクセス流入多いです。

記事をシェアして下さった皆様。ありがとうございます!

 

で、その時に書きましたよ、コレです。

 

これは、普段観劇を全くしない人からすると、一番の疑問点なんですよね。

「なんで同じ舞台を何回も見るの?」

相当、不思議がられますし、「全く理解ができない」という方もいます。

 

殆どの人は「ミュージカルは一生の内に一回見るか見ないか」なんですって!

 

「映画館に映画を見に行くことは数年に一度あるかないか」っていう人もいる位ですから、生の舞台なんて本当にそうなんでしょうね。

 

そりゃーそういう人からしたら、「あんたは同じミュージカルを見てよく飽きないねー」と、呆れながら超疑問に思っている筈ですよね。

 

はい、今回のテーマはこちらです。

 

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どうして演劇・ミュージカル好きな人って、同じ作品ばかり何回も何十回も何百回も見て飽きないの?という一般人からの疑問に日本一わかりやすく説明するよ!

 

 

私が知っている人で一番凄いな!と思ったのは、

 

「ライオンキングは800回以上見ました。

だからもうちょっと飽きちゃって最近は暫く見にいってませんねぇワハハ!」

 

 

 

いやいや、

 

 

飽きるの遅くね?!!

 

 

 

あ・・・

 

 

 

でも、オペラ座の怪人100回以上は絶対見てる、ワシ

私がこれまでに見てきたミュージカル「オペラ座の怪人」で、一番観劇回数が多いのはもちろん「劇団四季版」です。

 

現在は新名古屋ミュージカル劇場で上演中です。それも1回行きました。

 

 

いや、100回どころの騒ぎちゃうな。四季だけで100回は超えてますわ。

 

世界中で公演を行っている「オペラ座の怪人」

他には韓国(10回以上)、オリジナルのロンドン・ウエストエンド(10回以上)、アジア・パシフィック・ツアー(3回)、新演出UKツアー(6回)と見てきました。

もっと言えばミュージカル熱再燃のキッカケとなった2004年映画「オペラ座の怪人」なんか、映画館でアホみたいに40回以上は見ました。

 

 

オペラ座の怪人 [Blu-ray]

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ギャガ・コミュニケーションズ (2013-02-02)

 

映画館で同じ作品40回って、もうこの先絶対ないと思う(笑)

 

でも映画レミゼは2回見たでしょ。エヴァ破も2回見たでしょ…って好きなやつは1回でおさめることはあんまりないかもです。気に入ったらブルーレイ買うし。「ジュラシックワールド」は今度2回目行くし(やっと4DMX)

 

そうや「オペコン」(オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン)も映画館に4~5回は見に行きましたわ!極音上映もいったなー立川まで。

 

DVD(ブルーレイ)で見た数なんか入れたらそれこそもう何十回見たのかなんて、ザックリでも数えきれませんよね。

 

 

オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル (2012-12-05)

 

 

ということは少なく見積もっても、私は「オペラ座の怪人」を200回以上は見ていることになります。

 

 

え?そこまで見たら流石に飽きたでしょ。ですって??

 

 

いやいや、それでも全っ然飽きないですよ!!

 

 

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好きな作品ほど、見れば見るほどに愛が深まり、新たな発見がある

例えば、スタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」という作品があります。私はこの映画は本当に大好きでブルーレイを購入してからというものの、もう何十回と見ています。

同じジブリ作品の「もののけ姫」もです。美輪明宏vs森繁久彌のシーンとか めちゃくちゃ気持ち悪いけど、それがまた好きで何十回も繰り返し見ています。

ディズニーではピクサー作品の「トイ・ストーリー3」はもうほんまにめっちゃ大好きで、特にラストシーンは今見ても大号泣してしまうほどです。

 

例えばですが、私は殆ど読んだことはないんですけど「ワンピース」という人気漫画がありますよね。これは発売する度にコミックスを買う、という人は多いのではないでしょうか。

ワンピースの人気ってほんまにすごいですよね!歌舞伎にもなっちゃうぐらいですから。

 

私は子どもの頃「ドラえもん」のコミックスを全巻持っていました。で、本棚に入れておくだけではなくて、やはり何度でも繰り返し読んでいました。「サザエさん」もです。「よりぬきサザエさん」も含めて全巻持っていました。

 

みなさんも何か心当たりはありませんか?

特に子どもの頃、夢中になったことって何かしらあった筈です。

好きなアーティストのCDを買って、その後何度も繰り返し聴きませんか?聴きますよね。

 

まぁ中には漫画であれ映画であれ、「一度見たものは二度見ん!!」というサッパリした人もいるにはいるでしょう。人それぞれですからね。

でも多かれ少なかれメディアの種類は問わず、「お気に入りのものを繰り返して楽しむ(見る・読む・聴くなど)」という行動は決して特殊なことではない、という醍醐味についてはお分かりになると思います。

 

言い方は悪いかもしれませんが、これって一種の中毒症状ですよね。

 

テーマパークも同じ感覚?

はい、私はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの年間パスポート所持者です。あまりに楽しいので毎月行こうと思って年パス買いましたけど、実際にはそんなに行けていません。でも、もう5回は行ってます。

もちろん行く度にめっちゃ楽しんできます!

テーマパーク大好きな人って、それこそ毎週でも毎日でも通っちゃうんですよね。そういうのも結構近い感覚なんじゃないのかなぁ、と思います。

 

演劇・ミュージカルは、「同じ舞台は二度とない」

そうなんです!これ!

 

映画やテレビや漫画というのはまぁ、繰り返し見ても全く同じ展開をなぞるだけですけれども、

生の舞台やミュージカルというのは、同じものを見られることは二度とありません

 

え?「意味わからん。同じ舞台を見るんだから一緒でしょ」ですって??

 

 

いいえ、それが違うんです!!!!

 

 

生の舞台は「一期一会」、毎公演違うことに気付いてしまう。

生の舞台はもちろん、ロボットではなく生身の人間が演じます。毎公演台詞や歌は同じですが、演じ方が微妙に変わってくるのです。

その時の俳優の間のとり方、台詞の話し方、演技の仕方、立ち位置、相手役の出方によってはまた演技が変わってきたりもします。もちろんその人の解釈によるものや、役への入り込み方でも全く変わってくるのです。

日によって歌い方も演技も全然違う、という俳優もいます。今「プリンス・オブ・ブロードウェイ」で来日中のラミン・カリムルーなんて顕著な例です。

 

 

歌い方に関してもそうです。特にオーケストラによる生演奏の場合は「呼吸合わせ」と言って、その日の俳優のコンディションに合わせて、もっとも良い状態に歌えるべく、ポテンシャルを引き出させるのはコンダクターの仕事です。歌と演奏を手引してくれるというわけです。

 

ですので、毎公演同じ、ということは絶対にありえないのです。生の舞台は「一期一会」なのです。

 

劇場風景

生の舞台は同じもの見ることは二度とないという醍醐味がある。そして何度も劇場に足を運んでしまうのだ。

出典:pixabay.com

 

中毒性が高い(=リピートする)というキモはまさにココ(一期一会)であるといえます。

 

複数キャストの妙

また、ロングラン公演の場合は複数キャストによるローテーションになります。帝劇の「レ・ミゼラブル」や「エリザベート」などは、全配役ダブルキャスト・トリプルキャストとなっており、その組み合わせによっても演じ方は全く変わってくるのです。

お目当ての俳優が、相手役が変わることで演じ方を変える、なんてことはしょっちゅうあります。もちろん相性もありますから、組み合わせによってはチグハグになってしまうことも。

 

そういった組み合わせによる”妙”も含めて、生の舞台は楽しいのです。

 

どんどん進化していく「レ・ミゼラブル」の新演出版

今年(2015年)には、ミュージカル「レ・ミゼラブル」を東京・大阪あわせて7回も見に行きました。

この「レ・ミゼラブル」は2013年公演より新演出版となり、2015年公演も同じ新演出版での上演でした。

「同じ」と書きましたが、実は違います。2015年は2013年よりも、随所において更に演出変更になっていました。これは「レ・ミゼラブル」新演出版のオリジナル・スタッフが、世界各国で上演される「レ・ミゼラブル」新演出版の演出を毎公演ごとに見直し、ブラッシュアップさせていくという方式を取っているからです。

通常、海外版権もののミュージカルはオリジナルスタッフが来日し指導をするのは初演時のみです。その後の再演というのはオリジナルスタッフが来ることは殆どありません。

でもこの「レ・ミゼラブル」新演出版は違うのです。2013年も2015年もスタッフは来日しました。もちろん次の2017年公演も来日し、オーディションからこまかな演出変更まで、隅々まで手掛けることでしょう。

 

2015年のレミゼ見たから2017年のレミゼは見なくてええわ、どうせ同じでしょ。という考えは間違いなのです。

 

 

じ、実は「2013年公演と一緒でしょ」って思って最初の2015帝劇チケット買ってなかったワシ・・・(すんません) ← 最初から大阪公演狙いだった、ということもありますが。

 

もちろん2017レミゼも通いますよ!

 

ファントム俳優によって演じ方が変わる

「オペラ座の怪人」ロンドン公演では、怪人役によってラストシーンの演じ方が異なります。

 

例えば、2幕終盤の「クリスティーヌが怪人に指輪を返す」というシーン。

通常であれば、「クリスティーヌから指輪を受け取り、見つめ合って「クリスティーヌ・アイ・ラブ・ユー」」という流れになります。

でも人によっては、「指輪を一切受け取ろうとせず」という人もいますし、また人によっては「クリスティーヌから指輪を受け取った後で、またその指輪をクリスティーヌに贈ろうと求愛ポーズをしたり」などと、本当に色々です。

この演じ方で怪人の哀れみや誇りや生き様など、色々と違って見えてきます。

 

 

 

この最後のシーンの、”怪人演技の違い”を見るだけでも、わざわざロンドンまで見に行く価値がある。というものです。

 

 

結論:生の舞台って素晴らしいよね!だから何回も見ちゃうんだね!

はい、他にも書きたいことは沢山ありますが、キリがないのでこのぐらいにしておきます。

 

ミュージカルとは、誰もがハマってしまう要素が随所に散りばめられています。それは歌や音楽かもしれないし、俳優の熱い演技かもしれないし、もしかしたら豪華な舞台美術に圧倒されて…と、人によって「ビビッ!」とクルところは様々です。

もちろん、俳優のファンになることだってあるでしょう。「キャーなんかイケメンいたわ!」でもいいし、「うほぉ!なにあの谷間、ヤバス!」でもいいのです。キッカケなんて本当に人それぞれですから。

 

でも大抵の人は、最初は「ミュージカルなんてププ」というちょっとナメた(笑)意識で見にきます。もしかしたらそんなにノリ気でもないのに、誰かに劇場に連れてこられることだってあるでしょう。

しかし思っていた以上のものを魅せられた時に、人は大いに感動するのです。

 

「ミュージカルって、なんか、めっちゃエエやん!!」

 

人は何かに大きく感動すると、そのことが気になり始めます。そこで!もう一度見に行くか、もうやめておくかの選択をするのはあなたです。

 

もし「もう一度見たい!」と思ったら、素直にその自分の欲求を満たしに行きましょう。

 

仮面舞踏会

もう一度振り返ってみて、やっぱりもう一度見たくなったら素直に見に行ってみよう。

出典:pixabay.com

 

 

そして2回目、3回目と繰り返して見ていく内に、その作品のことをどんどん知っていくだけでなく、「なんか毎回微妙に違うよね?」と感じたらもうシメたものです。

 

また次、そしてその次と、いつの間にかチケットを増やしていくことでしょう!

 

 

 

あ・・・

 

 

まぁ、ほどほどに楽しむのが一番いいんですよね!!!!(笑)

 

 

この記事で読んで、「どうして舞台やミュージカルを何回も同じものを見に行くのか?」「飽きないのか?」という疑問に少しでも納得、理解してもらえたら嬉しいです。

 

二人の少女

「ちょっとはわかってくれたかしら?」「うんちょっとはね」

出典:pixabay.com

 

人は誰にでも、夢中になれるものがあるのです!

 

 

次の記事はこちらです

「ミュージカルって急に歌い出すから恥ずかしいよね」問題を徹底解説

 

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この記事を書いた人

禁断J(禁断先生)
観劇ブロガー/オペラ座の怪人専門家。劇団四季など国内外ミュージカルを中心に観劇しレポ執筆や情報を発信しています。ブロガー歴10年、ツイッタラー歴7年。座右の銘は「継続は力なり」。弄るツールはiPhone、使用PCはWindows。劇場で「禁断さん」と呼ばれるのは恥ずかしいですがもう慣れました。 運営者情報 禁断劇場  ツイッター メルマガ お問い合わせはこちら

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