バラの花束

『劇団四季ソング&ダンス60 感謝の花束』京都公演

観劇レポ:劇団四季 劇団四季 松元恵美

『劇団四季ソング&ダンス60 感謝の花束』京都公演

更新日:

 

『劇団四季 ソング&ダンス60 感謝の花束』京都公演キャストボード

『劇団四季 ソング&ダンス60 感謝の花束』京都公演キャストボード

 

(2015/6/7 リライト版公開)

この記事は2013年8月24日に初稿したものです。

記事の一部を加筆・再編しました。

みなさんこんにちは!禁断(@J_kindan)です。

 

ソングアンドダンス感謝の花束、京都公演観劇レポ

さて今回は久々の観劇となる劇団四季公演、
ソングアンドダンスシリーズの最新作、
『劇団四季ソング&ダンス60 感謝の花束』を見に行ってきました。

 

『ソング&ダンス60 感謝の花束』とは

この「感謝の花束」というサブタイトルが付いているのは全国版で、
2013年10月からは、「ようこそ劇場へ」というサブタイトルで、常設版(東京公演)が開幕します。
二つのソングアンドダンスが同時に走るのは、もちろん初めての試みです。

先に走り始めた全国版は、かつて四季がホームグラウンドとして使用していた、京都劇場・キャナルシティ劇場(旧福岡シティ劇場)・シアターBrava!(旧大阪MBS劇場)などで週間単位のステイ公演を行いつつ、全国各地を巡演するというものです。

後から始まる常設版、「ようこそ劇場へ」とは、披露するナンバーや構成は(もちろんキャストも)異なるものになる…ということなので、劇団四季ファンはもちろんのこと、熱心なソンダンマニアの人たちは全国へ飛び回り、追いかけ、二つのバージョンを見較べては楽しむことになるのでしょう。

私自身、このソングアンドダンスは前々作の「55Steps」を十数回に渡り観劇しています。
55Stepsはとても好きな内容でしたから、東京・大阪・福岡・全国ツアー・ファイナル公演(東京)と、文字通り追っかけをしたものです。
前作の「Spirit」は見ることなく終わっていましたが…

全国版「花束」は、Spirit+55Steps+これまでのソングアンドダンス+α…
といった構成になっているように思いました。

「+α」というのはアレです。ようするに四季全ての作品の伴奏音源を自前で持っているわけですから、海外版権ものを含む自社作品のナンバーであれば、もう何でも披露できちゃうというわけです。(ソングアンドダンスシリーズは基本、原伴奏は使用せず、ソングアンドダンス用のアレンジ伴奏を使用する)
もちろん、これまでのソングアンドダンスバージョンの録音伴奏もフルに活用されていました。
例えば、ジーザスの「狂信者シモン」や「ヘロデ王の歌」は、エルサレムver.ともジャポネスクver.とも違う伴奏だったので、これはこれまでのソングアンドダンスで使われた伴奏なのだろうと思います。

原音伴奏であろうと思われたのは、「キャッツ」の全てのナンバー(メドレー)、「オペラ座の怪人」マスカレード、「サウンド・オブ・ミュージック」全てのナンバー、「美女と野獣」愛せぬならば 等です。
55Stepsバージョンだったのは、「オペラ座の怪人」ミュージック・オブ・ザ・ナイト、「アプローズ」ようこそ劇場へ、「ジーザス~」のスーパースター等でした。

これはまさになんでもアリ。美味しいところ取りの2時間。
時間はあっという間に駆け巡りますが、お腹いっぱい胸いっぱい。
楽しくて仕方がない!…という、ショーになっています。
最後にお見送り(握手)があるのも嬉しいですね。やや早めに撤退してしまいますが。

この「花束」は、これでもか!とばかりにメガナンバーを連発してきた「55Steps」に較べると若干マイルドな構成かもしれませんが、劇団四季をそれほど知らない人や、最近ファンになった人でも充分に楽しめる、満足する内容だと思います。

開幕したてだからでしょうが、出演メンバーはそれは豪華な布陣であることもひとつ。
シンガーもダンサーも、四季のなかでも一流どころのメンバーが揃いぶみでした。

 

注目したシンガー、飯田洋輔さんと松元恵美さん

私が注目したのは、「美女と野獣」ビースト役、「キャッツ」グロールタイガー役でお馴染みの、飯田洋輔さん。
そして、「サウンド・オブ・ミュージック」リーズル役、「コーラスライン」マギー役などを演じていた、松元恵美さんのおふたり。

 

 

待っていたファントムの歌声に満足

洋輔さんはやはり、オペラ座の「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」に超期待でした。

絶対彼に怪人を演じて欲しいと願っている私(オペラ座マニア)としては、ソングアンドダンスバージョンだとしても、絶対に聴いておきたかったのです。

その歌声はもちろん、期待以上の出来栄えで大満足でした。
2005年頃の当時絶好調だった高井治さんを彷彿させる、たっぷりの声量かつ分厚い倍音を惜しげもなくバリバリと発声。
きっと本編(オペラ座の怪人の本番)の怪人を演じても、この圧倒的な歌声でクリスティーヌに迫るんだろうな…などと考えていると、歌声を聴きながら一気に鳥肌ビッシリです。本当に痺れ、固唾を飲みました。
マイルドベースながら聴かせどころでは一気に声量を上げる、ジョン・オーウェン・ジョーンズやラミン・カリムルーの歌い方とはまた違う。でも四季ファントム(高井治ベース)ならではの歌声の分厚さで観客を圧倒、魅了するには、充分すぎる歌声です。洋輔さんは高井さんと同じくバリトンですからね。

その何曲か後に歌った、「愛せぬならば」もとても素晴らしかったのですけれども、オペラ座ファンとしてはやはりこの完成度の高いMotNに満点をつけてあげたい。本当にそう思いました。

きっと準備中であろうと思いますが、是非彼の本編デビューをお願いします。
観にいきますよ、札幌公演であっても。(ビールとジンギスカン)

 

この「花束」のミュージック・オブ・ザ・ナイトは、55Stepsバージョンですので、バレリーナのクリスティーヌとラウルが登場します。
クリスティーヌ役は本編ではメグを演じる西田ゆりあさん。ラウルはもちろん松島勇気さんでした。

 

歌声がとても綺麗なアリエル、松元恵美さん

そして女性シンガーの松元恵美さん。
松元さんといえば私は、オペラ座12枠(バレリーナ)デビューの頃の印象が強く、シンガーというよりもダンサーの方では? と、彼女の歌声を特に聴く機会がなかったので、意外なキャスティングに思っていました。
でもその歌声はとてもクリアで音程もしっかりくっきりで、持ち前のキュートなルックスも加わり、恵美さんに一気に釘付けになりました。

そういえば私は、これまでリーズルもマギーもミストレスも未見で、歌を歌っている松元さんを見たのは、「リトルマーメイド」のアリエルのお姉さんの一人(オレンジ色)だけ。
ソロで歌っている歌声を聴いたのは、今回の「花束」が初めてでした。

熱心な松元さんファンの方によると、松元さんは元々声楽を頑張っていた方だそうです。なるほど納得ですね。

ソロで印象に残ったのは、やはりリトルマーメイドの「パート・オブ・ユア・ワールド」。
これまでに本編では谷原志音さん。55Stepsでは木村花代さんや今井美範さんのPoYWが印象に残っていましたが、松元恵美さんのパート・オブ・ユア・ワールドもそれは素敵でした。
歌が綺麗な上にかわいらしいですから、もし本編のアリエルに出演することが今後あったとしても、全然いけるのではないですか? お似合いだと思います。あのとんがりコーンも含めて。

 

→ 松元恵美さんは2015年になってようやく、『リトルマーメイド』アリエル役にキャスティングされました。本公演でのアリエル役登場に、大変期待しています。

関連記事:【新役】劇団四季、『リトルマーメイド』アリエル役に松元恵美さんがキャスティング

これは今後の役どころにも期待ですね。
個人的にはマンマ・ミーアのソフィや、キャッツのジェリーロラムなどが似合うと思いますが、松元さんはクリアな歌声ですから、クリスティーヌもいけるのではないかと思っています。

「もうすぐ17歳」(サウンド・オブ・ミュージック)では、斎藤洋一郎さんとのデュエット。
本編とは違って、加藤敬二さん振り付けの複雑なダンスを踊りながらでしたから、若干歌声がぶれてしまいましたけれども、あんな難しいダンスを踊っているんですから、仕方ないですよね(早くも贔屓目)。

 

 

終演後のお見送り握手は

終演後は、洋輔さんと恵美さんおふたりと握手をさせて頂きました。
そして短く一言ずつ、直接感想をお伝えさせてもらいましたよ。
こういうチャンスがあるのは嬉しいですね。どんな受け応えをしてもらえたのかはナイショです。

 

他キャストも素晴らしかった

他には安定感がハンパない井上智恵さんの歌声に痺れ、
ソングアンドダンスではかかせない存在となっている、李涛さんの久々のパフォーマンスを楽しみ、
チャラいけどやたらかっこいい達郎の歌声に聴き惚れました。

ネタバレですが、「迷いつつ」(アイーダ)のデュエットは、エグザイルかケミストリーか? と思いました。

ダンサーでは、やはり松島勇気さんの存在感はものすごく、彼のミストフェリーズが観られるだけでも大満足で、とても贅沢な構成になっています。
そして、ソンダン常連の屈強なダンサー達に混じって、今回シンガー枠にアサインされている小林由希子さん(オペラ座メグ役)が入っていたことも特筆しておきましょう。
西田さんと小林さんの二人のメグが同じステージで、普段とは違う種類のダンスを踊る…という事に特別感を感じて良かったです。

 

まとめ 京都劇場はやっぱり好き

最後に、2010年の「春のめざめ」ぶりに訪れた京都劇場でした。
昨年、劇団四季が撤退して寂しく思っていましたが、久々に訪れてみて、やっぱり好きな劇場であることに違いはなかったです。

この日の京都はとても暑い日でしたが、懐かしい京都劇場で、楽しいソングアンドダンスを堪能できて良かったです。

 

『劇団四季ソング&ダンス60 感謝の花束』 京都劇場 2013年8月16日の出演者

【ヴォーカルパート】
飯田洋輔 李涛 飯田達郎 光川愛 井上智恵 松元恵美

【ダンスパート】
松島勇気 朱涛 大森瑞樹 斎藤洋一郎 水原俊 松出直也 林晃平
小林由希子 須田綾乃 井上佳奈 高田直美 坂本すみれ 相馬杏奈 西田ゆりあ 加藤久美子 原田麦子

 

京都劇場の復活があるかもしれません。

【関西四季ファン朗報】「京都劇場での上演機会を増やしたい」、吉田智誉樹社長

続報に期待しましょう!

 

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