オペラ座の怪人イメージの薔薇

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The Phantom of the Opera Love Never Dies オペラ座の怪人

【音源検証】無良崇人選手フリープログラム、ミュージカル『オペラ座の怪人』音源を徹底検証してみた!

更新日:

 

 

みなさんこんにちは!禁断(@J_kindan)です。

フィギュアスケート選手による、ミュージカル『オペラ座の怪人』の音楽を使用した演技プログラム。
音源徹底検証シリーズ第3弾です。

 

今回は、無良崇人選手のフリープログラムで使用されている、アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル、『オペラ座の怪人』を検証・解説していきます。

 

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無良崇人選手は、かなりのオペラ座マニアと見ましたよ!

 

 

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無良崇人選手の「オペラ座の怪人」音源は

 

無良崇人選手が今回のフリープログラムにて、メインで使っているCD(音源)はこちらの3枚です。

 

オペラ座の怪人2~ラヴ・ネヴァー・ダイズ
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Music of the Night

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1枚目は、オペラ座の怪人の続編となるミュージカル、『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』”Love Never Dies”のオリジナル・ロンドンキャスト盤CD。

2枚目は、羽生結弦選手も使用していたCD、オペラ座の怪人の組曲『Phantasia』。

 

3枚目は、歌手・Mario Frangoulisが歌う『Music of the Night』

 

無良選手バージョンの「オペラ座の怪人」は、この3枚からのミックスとなります。

 

【楽曲部分解説】 (※はミュージカルシーンを解説)

1. The Aerie  演技時間(おおよそになります) 0:00~0:38

 

静かなオーケストラ音楽が印象的なイントロダクション。
音源は、オペラ座の怪人続編、ラヴ・ネヴァー・ダイズより。

(無良選手の演技では最初の4回転ジャンプの後の流れまで)

※The Aerie 「天上の部屋」
…ミュージカル「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」の冒頭シーン。
怪人は自室の「天上の部屋」で作曲活動をしている、というシーン
オペラ座の怪人から10年経っているという設定で、いまだクリスティーヌのことは忘れることができず、日々クリスティーヌに歌ってもらう曲を作曲し続けている。

 

 

2. Overture  演技時間 ~0:55

オペラ座の怪人を象徴するテーマ音楽、「ジャーン、ジャジャジャジャ、ジャーン!」と鳴ります。
その後、バイオリンが激しく演奏する音楽へと続きます。
音源は、組曲ファンタジアより。

※Overture 「オーバーチュア」
…ミュージカル「オペラ座の怪人」を見たことがない人でも絶対に聴いたことがあるメインテーマ、「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」。主にパイプオルガンだがこれは怪人が弾いているという設定。

 

3. The Point of No Return  演技時間 ~1:10

続いて、オペラ座の怪人を象徴するテーマ音楽、「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」と鳴ります。
先ほどのOvertureの「ジャーン~」とは調が異なるものが、2回連続で流れることになります
音源は、組曲ファンタジアより。

(無良選手の演技では、ちょうど2回目の4回転ジャンプを飛ぶ時にこの音楽に切り替わります)

※The Point of No Return 「ポイント・オブ・ノー・リターン」
…劇中劇「ドン・ファン」で、ドンファン役は怪人であると見抜いたクリスティーヌは、怪人の愛の告白の歌を聞いたあとに怪人の仮面を外してしまう。
その醜い顔をオペラ座の観客に見られてしまった怪人は、パニック状態の中クリスティーヌを連れ去ってしまう。というシーン。

 

4. Think of Me  演技時間 ~1:28

壮大なオペラ音楽のオーケストラが流れます。主に間奏部分を使用。
音源は、組曲ファンタジアより。

※Think of Me 「シンク・オブ・ミー」
…怪人の企てによりまんまと失脚した歌姫カルロッタに代わり、夜な夜な手塩にかけて音楽の英才教育を施したクリスティーヌをオペラ座の舞台にあげることに成功した怪人は、指定席である5番ボックス席から喜びを噛みしめる、というシーン。

(無良選手の演技では、3回目のジャンプ(トリプルアクセル)をここで飛びます)

 

5. I Remember ~ Stranger Than You Dreamt It  演技時間 ~2:27

期待に満ち溢れたバイオリンの曲調から一変し、緊迫した曲調の音楽に変わります
その後もバイオリンがヒステリックな音色を激しく奏でます。
音源は、組曲ファンタジアより。

(無良選手の演技では、ステップからの4回目のジャンプまで)

※I Remember ~ Stranger Than You Dreamt It
…急遽代役としてオペラ座の舞台に登板し大喝采を浴びたクリスティーヌは、休む間もなく怪人にオペラ座の地下室に連れ去られ、再度厳しい音楽の教育を受ける。
疲れて眠ってしまったクリスティーヌは目をさます。そこにいるのはオルガンを弾きながら作曲活動をしている怪人。

怪人の姿に亡き父の影が見えたクリスティーヌは、好奇心から怪人のマスクを外してしまう
マスクを外された怪人は激昂し、クリスティーヌを激しく追い込む

怪人の醜い素顔を見てしまったクリスティーヌは絶句し涙する
そして怪人の暗く辛い、壮絶な過去が告白される。というシーン。

 

 

6. Music of the Night  演技時間 ~3:41

怪人のソロ・ナンバー。
音源と歌声は、Mario Frangoulis

(無良選手の演技では、5回目・6回目のジャンプの後キャメルスピンあたりまで)

※Music of the Night  「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」
…怪人がクリスティーヌを地下室に連れてきてから歌う、怪人ソロ・ナンバー。
怪人役の力量が大いに問われる、このミュージカル中でのビッグナンバーである。

 

7. All I Ask of You (Reprise)  演技時間 ~3:52

またもや、オペラ座の怪人を象徴するテーマ音楽、「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」と鳴ります。
序盤のOverture、Point of No Returnの「ジャーン~」とは調が異なります。
音源は、組曲ファンタジアより。

(無良選手の演技では7回目のジャンプまで)

※All I Ask of You (Reprise)
…オペラ座の屋上で、ラウルとキスをするクリスティーヌを見てしまった怪人は情けなく項垂れ、しくしくと泣きむせぶ。
激しい嫉妬心と復讐心に燃えた怪人は、まるで恐ろしい呪いの言葉を発するかのように屋上で絶叫。
そして、舞台上のクリスティーヌに向けて、シャンデリアを落下させる。というシーン。

 

8. Masquerade  演技時間 ~4:20

主に中盤の間奏部分を使用。
音源は、組曲ファンタジアより。

(無良選手の演技ではラストジャンプまで)

※Masquerade 「マスカレード」
…オペラ座の仮面舞踏会のシーン。大階段を使用した大人数でのダンスシーンは圧巻。

 

 

 

9. Beyond the Lake(エンディング)   演技時間 ~4:40

エンディング部分のオーケストラ音楽。
音源は組曲ファンタジアより。

※Beyond the Lake
…クリスティーヌを強引に奪いとった怪人だが、クリスティーヌからの真実の愛を感じとりクリスティーヌをラウルの元に返すことを決意。そして怪人はオペラ座から永遠に姿を消す。涙と感動のエンディングシーン。

 

 

 

フィギュアスケートに関してはほぼ観戦専門で素人であり、技の名前など技術的なことは殆どわかりませんので、無良選手の演技部分の説明が拙い点はご容赦ください。

 

 

無良崇人選手の「オペラ座の怪人」のテーマは

 

無良崇人選手のオペラ座の怪人を音楽的に分析してみると、共通のテーマとしてはやはり!【ファントム色がとても強く出ている】という印象です!

それも、相当に濃いファントムです!!

 

 

調違いで3回も鳴り響くテーマ音楽

特に気に入っているのは、怪人のテーマ音楽である

「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」がなんと、調違いで3回も出てくる

という点です。
(2.Overture, 3.The Point of No Return, 7.All I Ask of You (Reprise))
これは、かなり!繰り返して入れてきているので、強く印象に残りますね!

 

オペラ座の続編ミュージカル、Love Never Diesの音楽も使用

また、オペラ座の怪人続編の「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」から始まるというのもポイントが非常に高いです。
(1.The Aerie)

※「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」はアンドリュー・ロイド=ウェバー製作のオリジナル・ミュージカル(ALW版「オペラ座の怪人」の続編と位置づけた物語)であり、ガストン・ルルー原作の小説「オペラ座の怪人」には正式な続編は存在しません。

無良選手は以前のエキシビションで、このラヴ・ネヴァー・ダイズから”Til I Hear You Sing”(歌唱はファントム役のラミン・カリムルー)のナンバーをフルで使って滑っていたこともあり、あえて冒頭に入れてくるということはきっと、【無良選手はラヴ・ネヴァー・ダイズが好きなオペラ座の怪人ファン】なのだと思います

昔からのオペラ座ファンは「世界観が壊れる」という理由で、続編のラヴ・ネヴァー・ダイズを毛嫌いする人も中にはいるのですが、反して「オペラ座と合わせて大好きだ」という熱心なラヴネヴァファンもいます。

もちろん私は大好きなラヴネヴァを使ってくれる無良選手のことが大好きですよ!♪

Love Never Dies ロンドン初演ファントム役、ラミン・カリムルーによる”Til I Hear You Sing”。
無良選手のエキシビションで聴きおぼえのある方は多いと思います。

 

2回も取られてしまう、怪人のマスク

また、無良選手のプログラムでは、

【怪人のマスクが2回も取られてしまう】という点も大きな特徴

となっています。
(3.The Point of No Return, 5.I Remember ~ Stranger Than You Dreamt It)

怪人の命とも言えるマスク。劇中(約2時間程)では2回、クリスティーヌにより外されてしまいますが、
4分40秒のプログラムの中に2回とも入れてくるなんて、これも凄いこと
だと思います!

フィギュア選手のオペラ座楽曲のなかでも、これはなかなか例がないのではないでしょうか。

 

ミュージック・オブ・ザ・ナイトはマニアックなセレクトに

そしてミュージック・オブ・ザ・ナイト(6. Music of the Night)は、歌手のMario FrangoulisのCDを使っています。

私は無良選手のこのプログラムを見ていて(音楽を聴いていて)、最初はオリジナル・ロンドンキャストのファントム役、マイケル・クロフォードの歌声かと思っていたのですが、持っているCDと較べると微妙に違うので、更に調べるとこのマリオさんのCD(ライブ音源)のものとわかりました。

このマリオさんという人は、今回の無良選手のオペラ座がきっかけで初めて知りましたが、オペラやミュージカルにも出ていた方のようです。
ファントム役をやっていたかまではわかりませんでしたが、なかなか良い声で歌う人ですね。

(追記)マリオ・フラングーリスさんはギリシャでは国民的歌手で、かつてロンドン公演の「レ・ミゼラブル」のマリウス役としても出演していたそうです。

 

まとめ:マニアックなオペラ座ファンも唸る楽曲アレンジ

まとめますと、無良選手のオペラ座の怪人は、

10年後(ラヴ・ネヴァー・ダイズ)のファントムが、10年前の出来事(オペラ座の怪人)を振り返っているかのようなプログラムに構成されている。と言えます!
これはなかなか、マニアックかつ、オペラ座マニア(特にファントム派)にはたまらないアレンジであると言えるでしょう!

個人的には、2004年の映画版サントラを一切使っていない、という点にもポイントが高いといえます。

 

映画版ももちろん良いのですが、舞台版が好きな無良選手だからこそ、あえて外したのではないのでしょうか。もしも私がフィギュアの選手で、オペラ座の楽曲を使うとしてもそうしますので。

 

次の記事はこちら!

【音源検証シリーズ番外編】グレイシー・ゴールド選手フリープログラム、ミュージカル『オペラ座の怪人』音源を検証してみた!

 

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