レ・ミゼラブルラストシーンイメージ燭台テーブル

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観劇レポ:東宝・帝劇 東宝ミュージカル 梅田芸術劇場 Les Miserables 清水彩花 レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル観劇感想 吉原バルジャンvs岸ジャベールの熱い泥試合を見てきた

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レ・ミゼラブル本日夜公演の出演者 #lesmis_japan #lesmiserables #musical #osaka   禁断J (禁断先生)さん(@kindan_jurun)が投稿した写真 –

 

『レ・ミゼラブル』梅田芸術劇場メインホール 2015年8月21日 夜公演の出演者

ジャン・バルジャン  吉原光夫

ジャベール  岸祐二

ファンテーヌ  和音美桜

エポニーヌ  綿引さやか

マリウス  原田優一

コゼット  清水彩花

テナルディエ  萬谷法英

マダム・テナルディエ  浦嶋りんこ

アンジョルラス  上山竜治

 

ガブローシュ  興名本陸

リトル・コゼット  陣あいり

リトル・エポニーヌ  加藤希果

指揮  若林裕治

 

着席 3階RB列

 

前回記事:【観劇レポ】『レ・ミゼラブル』 | 清水彩花コゼットで泣き吉原光夫ジャベールに震えた熱い大阪公演

 

『レ・ミゼラブル』大阪公演 2回目観劇レポ

2015年『レ・ミゼラブル』観劇5回目のレポです。大阪公演では2回目となります。

 

チケット買い直しました

大阪公演は梅芸の先行抽選で5公演分のチケットを確保していましたが、結果的に先行で確保した3公演は放出し、2公演買い直しました。

千秋楽を除いて、全て清水彩花さんのコゼット目当ての観劇に変えたのです。
やはりコゼットとマリウスというのは『レ・ミゼラブル』においてとても重要な二人で、清水彩花さんのコゼット登場により、これまで「なんだよこの二人」と邪魔に思っていた存在だったのが一転、一気に「目が離せない二人」へと昇華しました。

これは大変に素晴らしく、そして凄いことです。見る側がこれまで感じていた固定観念や偏見を一人の俳優・清水彩花さんの力で変えてしまったのですからね。
『レ・ミゼラブル』の原作を熟知し世界観をしっかり理解している清水彩花さんだからこその演技の幅によるものです。

これってそうそう簡単にできることではありません。私はそう思います。

 

やはり、清水彩花さんのコゼットは素晴らしかった

今回ももちろん清水彩花さんのその演技は目を見張るものでした。(もちろん綺麗な歌声も含めて)もう素晴らしすぎます。
そして泣かされました。エグエグ泣きました。あんなにバルジャンを愛するコゼットってこれまでに居たでしょうか。
バルジャン目線で見ているので余計に・・・ね。

吉原光夫さん(今回はバルジャン役)の衰弱演技も光りましたね。その手前(マリウスにコゼットを託す)の背中の演技がヤバすぎです。あんなに大きく強くイカツい男の背中から漂うとてつもない哀愁感。しっかり見えました泣きました。

明らかに衰弱しきっていて、何度も何度も死にそうになるのに、目を覚ましてコゼットを見つめ、弱いながらも笑みを浮かべる。パパの手や腕や肩を一生懸命にさする清水コゼット。こんなの見せられて泣かない訳がありません。

そして「私は本当の父じゃない」とのバルジャンからの衝撃告白には清水コゼット涙のお礼キス(パパの頬にキスする)。。。今回も見ることができました。
これもね、言われてすぐブチューってするんじゃなくて、跪いた状態からパパに顔を近づけ「そんなことない(本当の親じゃないなんて気にしない)」と言わんばかりに首を横に振り、その後ぐぐっと頭を持ち上げてそっと、本当に優しくキスをするんです。「育ててくれてありがとう」のキスですよね。もうこんなのめっちゃ泣けます。なんてエエ子なの。

と、また書き始めると大変長くなりだんだん興奮してきますから(笑)、これまでに2回もレポしていることもあり、彩花コゼットの詳細についてはこれぐらいにしておきます。

あ、ひとつだけ。今回気づいたんですけど一連の庭騒動(テナルディエ一味バルジャン邸襲撃未遂事件)後、「私の悲鳴よ」と歌う彩花コゼットは、息を切らしたように切れ切れで歌うんですね。いやはや芸が細かいです。

 

初見の岸ジャベールが熱かった!

さて今回初見組み合わせとなりましたバルジャン×ジャベール、バルジャンは吉原光夫さん、ジャベールは岸祐二さんです。

なかでも岸祐二さんは初見でした。コゼット役目当てのチケット買い直しが功を奏し(?)、初めて拝見するに至りました。
調べたところ、岸さんは今回2015年公演でジャベール役では初登場なんですね。
これまでにはアンジョルラスを演じ、なんとアニメ「レ・ミゼラブル少女コゼット」のアンジョルラス役も演じたとか。
こんな経歴の方はなかなかいないと思います。

また格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのケン役の声も岸さんとのことで。
なんだか親近感がわきました。ええ、かつて結構遊びましたからこのゲーム(笑)

 

吉原バルジャンvs岸ジャベールは泥試合?!

そしてこの公演を見る前にツイッターでは「吉原バルvs岸ジャベ=泥試合」という情報を複数頂きまして、それは一体どういうことなんだろうと期待半分恐ろし半分で見に行きました。

で、その岸ジャベールですが…う、歌ウメえ!!

なるほど。歌はオペラチックで上手いです本当に。こういう歌声の人好きです。
すげえな。「昇竜拳!」とか「竜巻旋風脚!」とか言ってた人がこんなに歌上手いんだ、と感動。
朗々と歌い上げる”Stars”にしびれました。

うまく言えないんですけど岸さん演じるジャベールは、昭和の刑事ドラマに出てきそうな無骨さや厳格さが感じられます。
あの大きな目でバルジャンを睨み見下ろす姿、そして佇まいともジャベール感はヒシヒシと伝わります。
それでいてなかなかの熱血ジャベール…ではないでしょうか。冷静冷徹冷酷(言い過ぎ?)な吉原ジャベールとはまた違った味わいがあります。

似たような衣装だからかもしれませんが、潜伏調査中の岸ジャベールは「あれ、あの人アンジョ?ジャベどっち?」と見間違うほどでした。まぁ、アンジョルラスも演じていた方ですもんね。お顔立ちもハッキリクッキリな昔のヒーロータイプです。

で、その「泥試合」という定義にあてはまるのかどうかわかりませんが、これは凄いなと思ったのはやはりジャベールとバルジャンの直接対決シーンです。

しかも相手は厳つい大男の吉原光夫(バルジャン)。これは相当手強い相手ですから、チェーンを用い最後にはピストルを向けるなどの臨戦態勢で挑みます。が、やっぱり設定上負けます(笑)
この負けっぷりが凄いというかもうリアルなんですよね。負けるのにやたらカッコいいのです。

もちろん吉原バルジャンも岸ジャベールには本気モード。「ジャベーール!!すぐ来ると思ったぞ!!」、この言い方(歌)はもはや罵倒です。
「誰があきらめるかぁーー!!」と応戦する岸ジャベールも罵倒。男同士の罵り合いです。これは熱い!!好きな展開です。

あれほどしっかりとした佇まいでビシッとしていたのに2幕からの壊れっぷりが凄かったです。

学生に拘束され、結果的にバルジャンが逃がすという重要なシーン。「復習の鬼と化したバルジャンに殺される」と思っていたのにバルジャンは助けてくれた。それが理解できずに最後には「ウワァァァ!!」って叫びながら去って行きます。熱いです。

その後の下水道脱出待ちぶせシーンでは逆にバルジャンを逃がすジャベール。しかしその決断までの葛藤が強すぎ、混乱状態で目をつぶり頭を押さえて苦悩に満ちた表情で、「いけ!いくのだぁー!」と叫ぶように歌う岸ジャベール。

いやー凄いわ。熱いわ。

続く自殺シーンでは汗を流しながらの熱演!法に忠実だった男がバルジャンの世界に支配される恐怖をこれほどまでに表現できるというのは、本当に凄いです。

うん、岸ジャベールいいね!!

 

東京公演よりも更に熱くなっていた吉原バルジャン

そして東京公演以来の観劇となった吉原光夫さんのジャン・バルジャン。
東京公演ではまるで楽器を演奏するかのように正確な音程で歌っていましたが、大阪公演ではさらに進化を遂げ、合間合間に台詞風に歌ったり、叫びなどを入れるようになっていました。

いいですよ、こんな風に熱く歌うバルジャンはかなり好みです!

で、今回気づいたのですがやはり演じる人によって全然違ってくるんですね。

一番思ったのは「学生に拘束されたジャベールをバルジャンが解放するシーン」です。
吉原バルジャンは、ジャベールを圧倒的な力でねじ伏せて(後ろから蹴ったり壁に叩きつけたりして)から解放します。
あんなにいためつけるのに、「違う、それは違う」と歌うのでちょっと笑いそうになります。(ごめんなさい)

しかしちょっと待って下さい。先日見た吉原ジャベールはどうだったでしょうか。
私の記憶によれば、ヤン・バルジャンを壁に叩きつけてかなり追い込んでいましたし、「違う、それは違う」と言われてもその後攻撃されても仁王立ちのままでした。

どちらかというとジャベール優勢だったように思いますね(笑)

これは考えたのですが、見た目にも圧倒的に強くて厳つい吉原光夫さんがボコられる…というのはやはり不自然なんです。
設定上ジャベールは負けるんですけど、吉原さんの場合は互角か、もしかしたらバルジャンを倒していたかもしれないぐらいの力を持っていた、と考えれば納得がいきます。

では吉原さんのバルジャンの場合は、もうジャベールボッコボコです(笑)
もしかしたらジャベール役者によってボコり具合は変わるのかな? とも思いましたが、よくよく思い出してみたら東京公演の時には川口さんのジャベールボコられすぎて尻もちついてましたわ!

関連記事:【観劇レポ】『レ・ミゼラブル』初日、2015年4月17日 | 吉原光夫バルジャン×川口竜也ジャベール、新レミゼを支えた二人の熱い男

 

レミゼトリビアポイント その① バルジャンの言葉をキッカケにエポニーヌが歌う

で、今回の注目ポイントとして「吉原光夫の演劇黙示録」(大阪で開催されたニコ生イベント)で知ったレミゼトリビアから注目して見ていたシーンがいくつかありましたので、こちらにも書きたいと思います。

まず、エポニーヌの「オン・マイ・オウン」へと続く重要なバルジャンの態度について。
無神経な男マリウスがコゼットへの手紙をエポニーヌに託します。エポニーヌは「わかってくれない」と悲しみ、それでも言われたとおりにバルジャン邸に向かいます。

バルジャンは引っ越しの最中(この時コゼットは?)、気付かず駆け込んできたエポに掴みかかります。
エポは「コゼットに手紙を、街で戦う男からです」。バルジャン「手紙を渡しなさい、ぼうや」

この「ぼうや」に反応して帽子を取り、髪を下ろして女子アピールをするエポニーヌ。

ここまで強い口調(歌)だったバルジャンの態度が一変し、優しく心配するような声に変わります。

「今夜の街は危険だ、気をつけなさい」

エポニーヌはこのバルジャンの言葉をキッカケに女性としての意識が芽生え、「オン・マイ・オウン」を歌う…

 

この流れとしては毎回見ているので当たり前の展開だったんですけど、「バルジャンの言葉でエポニーヌが女性として自覚した」という説明を聞いた後でしたから、

綿引さやかさん演じるエポニーヌの「オン・マイ・オウン」が切なすぎて、もう泣けて泣けて仕方なかったんですよ!
その後死んじゃうことがわかってるから余計に、ね。

またねぇ、吉原さんの言葉のかけ方が優しすぎるんですわ。それまでジャベールに追われる恐怖で緊張して厳つい感じだったのに急に変わるんですもん。あの変化は反則ですよ。

 

レミゼトリビアその② 上からアンジョ

「レ・ミゼラブル」の舞台進行中、マイクには乗らない舞台だけの台詞。いわゆる「オフマイク」について色々解説がありました。もうめっちゃ面白いものがいくつもあったのですけど、その中のひとつ。

バルジャンが「ブリング・ヒム・ホーム」を歌う手前、グランテールが酔っ払って(?)、「ここで死ぬことに意味があるのか」と言い始めて学生同士喧嘩になります。

その様子を静かに見ているバルジャン。バルジャンはバリケードの上方へ移動し、外の様子を伺います。
アンジョルラスは喧嘩を制止した後、バルジャンが居るバリケードの上まで登ってきます。

そこでアンジョがバルジャンに言う台詞(オフマイクなので客席には聞こえない)。

吉原光夫さんの説明によると、他のアンジョルラス俳優は「ありがとうございます」や「下で休んでいてください」と言うそうです。(人によって違うが、年上を敬うように感謝の言葉を述べる)

が、上山竜治さんのアンジョルラスだけはこうだそうです。

 

「お前は下で見張ってろ」

 

えーーー?!(笑)

で、見ました。オペラでガン見しました。ほんまに言うてました!!笑

「お前は下で見張ってろ」→ 吉原バルジャンは寂しそうにうつむき、下へと降りて行きました。。。

 

もうねぇ、これは今まで完全スルーな流れでしたけど、本当にアンジョが偉そうに言ってたし、その後の吉原さんのうつむき具合がもう照明の加減でええ具合に影になって、ここはもうオペラ見ながら肩が震えて仕方なかったです!!

で、なぜ上山さんはそんなに偉そうに言うのかという理由なんですけど、ニコ生のイベントでは「年上年下関係なく、リーダーとして上から目線で話している」ということだそうです(笑)

もうね、あの流れで名曲「ブリング・ヒム・ホーム」を歌う吉原さんの気持ちを考えたら、余計にツボってもう大変でした。

上山竜治さんのアンジョルラスをご覧になる機会があれば、是非このシーンを注目して見るようにしてくださいね。

 

綿引さやかエポニーヌの笑顔に号泣

で、先ほども少しふれました綿引さやかさんのエポニーヌは、2013年東京公演以来の拝見となりました。
歌も演技もパワーアップしていました。とても素晴らしいです。うん、泣けました。

なんかね、表情がね。もう最後にマリウスに抱かれて死ぬところは本当に嬉しそうにするんですよ。
それまで悲しかったから余計に。あの笑顔はヤバイ。号泣っす。

 

バルジャン邸襲撃シーンはより緊迫したものに

綿引エポとは直接関係ないですが、

私の好きなシーンとして、「ア・ハートフル・オブ・ラブ」~「バルジャン邸襲撃」という一連の流れで、エポニーヌは大活躍をします。

エポニーヌは毎回、「爺さんと娘、けちな暮らし」と歌うところでわざと大声を出すという意味で「ジイ!さんと」と歌うのですけれども、今回テナルディエ一味は大声を出すエポに「シーシー!」と言ってたんです。

これ以前はここではシーは言ってなかったのですが、エポニーヌが大声を出すのでバルジャンに気づかれては困るという、より緊迫した場面になっていました。いいですねーいいですねー。

 

大阪レミゼの音響、なんとかなりません?

さて、いよいよ千穐楽まで大詰めとなった『レ・ミゼラブル』ですが、一つだけ気に入らないことがあります。

それは音響(音づくり)です。オケの音はダイレクトに前方に飛んできますが、俳優のマイクの音はなぜか舞台の奥のほうでボワンボワンと鳴っているような、とても不思議な音出しになっています。

それもエコーというか深めのリバーブがかかっているような感じです。
わかりやすくいうと、遠い音。

なので、俳優の歌詞の意味が届きにくいのです。というか、何言ってるのかわからないレベルです。歌詞を知らない初見の人なら特に。

2013年のフェスティバルホールでは大変素晴らしい音響でした。もう震え上がりました。
でもこれは会場が変わったから…ということではないでしょう。

だって梅芸で他のミュージカルを見ていますが、そんなことはないですもんね。どちらかと言うと歌はいつもハッキリ聴こえてくる劇場ですよ。

で、3階席だからかなーと思っていたのですが、これは1階でも同じだそうです。
うーん、なぜ??わざと??笑

もっと俳優の声をダイレクトに、エコーいらないのでハッキリバッチリ聴こえるようにしてくれたら、もっともっと客席の反応は良くなると思いますよ。

それと、折角エエ歌声の岸ジャベの歌い始め8小節、マイクの音量上げ忘れてたよね。(岸ジャベ生声)
こういうのイヤや。しっかりしてくれたのむ!

 

まとめ

ということで、私の2015年『レ・ミゼラブル』観劇は泣いても笑ってもあと2回!

大阪公演前楽と、千穐楽です。もう今キャストをおさらいしておきます。(いつも直前までしないので 笑)

 

8月28日夜公演(前楽) ヤン、岸、里、綿引、海宝、清水、萬谷、森、野島

8月29日(千穐楽) 吉原、川口、和音、平野、海宝、磯貝、KENTARO、浦嶋、上山

よし!キャスト組み合わせもいい感じです。

 

それでは今回はこのぐらいで。

 

 

次の記事はこちら!

レ・ミゼラブル2015大阪公演前楽 ヤン・ジュンモ バルジャンの溢れる愛が清水彩花コゼットを大泣きさせた夜

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