レ・ミゼラブルラストシーンイメージ燭台テーブル

レ・ミゼラブルラストシーンイメージ燭台テーブル

観劇レポ:東宝・帝劇 帝国劇場 レ・ミゼラブル

帝劇『レ・ミゼラブル』2015 ジュンモバルジャンのBHHは一聴の価値大あり

更新日:

みなさんこんにちは! 禁断 @J_kindan です。

 

帝劇ミュージカル『レ・ミゼラブル』最強観劇レポの2幕編です。

前回記事:帝劇レ・ミゼラブル2015プレビュー公演 最強解説観劇レポ

 

今回も、前回に引き続き詳細に解説していますので、参考にしてくださいね。また、最後にキャスト別感想も書いています。

 

#lesmiserables #lesmis_japan

禁断J (禁断先生)さん(@kindan_jurun)が投稿した写真 –

 

 

帝劇『レ・ミゼラブル』プレビュー公演レポ:第2幕

バリケードを築く  “Upon These Stones” (Building the Barricade)

学生たちに合流するスパイ(?)のジャベール。
アンジョルラスよりも力強い発声の鎌田ジャベール。

1幕ラストで「(コゼットを選ばず)私は戦おう」と言ったマリウスに喜び、
いそいそと武器や資材を運んで手伝うエポニーヌ。

その姿はコートを着こみ、帽子を深く被って髪を隠し、
まるで少年の様である。

マリウスはそんなエポニーヌを見つけて呼び止める。
「好きなの私が?」と、上から目線のエポ。
強がっているものの本気で言っているのがわかる表情。

でもマリウスは「コゼットにこの手紙を渡して」と、
またしてもエポニーヌを使い走りにやらす。(相変わらずのアホ)

コゼットを忘れて闘いに参加するのかとおもいきや、
まったくもって忘れていないどころか手紙を用意していたマリウス。
エポニーヌはまたも大きく傷つく。「わかってくれない」

バルジャン邸へ走るエポ。
バルジャンは荷物を運び出している。
エポニーヌはバルジャンに気づかず門から庭へ。
扉をノックしようとしたところにバルジャンに捕まる。

「あなたの娘、コゼットに渡す手紙を預かってきました」とエポ。
バルジャンは慎重に門の外の様子を伺う。

バルジャンの「坊や」に反応して帽子を取るエポニーヌ。
平野綾エポニーヌは前回公演と同じように
髪は肩のあたりまで伸びている。

小遣い賃(手間賃)をエポに渡そうとするバルジャン。
エポニーヌは受け取らずに行こうとするが、
エポの腕を掴み、「町は危険だから気をつけなさい」
と注意をする時にお金を手渡す。

エポニーヌが行ったことを確認し、
さっさと手紙を読み始めるバルジャン。

朗読するように、しかしやはりオペラ調で綺麗に歌うジュンモバルジャン。
でも途中、詰まった。
それは「マリウスが今日死ぬ覚悟をしている」、という文をよみあげる前に
思わず絶句した、という表現であった。

まぁ、結果的にこの「手紙を勝手に読んだ」ことで
マリウスとコゼットは結ばれるのですが、
もしその時に手紙を読んだことがコゼットにバレていたら、
「パパーなぜ手紙読んだのー嫌いよー」
と言われたかも(笑)

 

オン・マイ・オウン  ”On My Own”

エポニーヌでは終始シャウト気味に
結構クセのある歌い方の平野綾エポだが、

この「オン・マイ・オウン」はなかなか柔らかく歌い、
とても安定した歌いっぷりで、ロングでひっぱるところもバッチリ。

なにより辛くて寂しくてたまらないのに
ぐっとガマンしている表情が泣けてくる。
たまらん

歌い終わると重厚なオーケストラ音楽が流れ、後ろから登場するバリケード。

エポニーヌはバリケードの方へ向き、暫く佇む。
おろしていた髪をまた帽子の中に入れなおしてから、捌ける。

 

再びバリケードで  ”Upon These Stones” (At the Barricade)

ついにバリケードが築かれ決起する学生たち。
学生たちはパート分けで次々と順番に歌うが
どんどんキーが高くなってゆき、
一番最後の学生はキーが高すぎて、相当苦しそうである。

ファンファーレが鳴るとこれは相手側(兵隊)の攻撃の合図。
学生たちは一気にかまえ始める。
兵隊長はメガホンで語りかけている、という設定で強いエフェクトがかかっており、
「学生たちよよく聞けー」以降は、いつも何を言っているのかよくわからない。

 

バリケードでのジャベール  “Javert’s Arrival” (Javert At the Barricade)

バリケードに帰ってくるジャベール。
余裕の表情で女学生にもらった水を飲み干す。
偽の情報を流し、学生たちを一網打尽にするつもりだったが、
ガブローシュのリークで逆に捕らわれの身に。

 

ちびっこ仲間  ”Little People”

ガブローシュは陽気に歌いながら、
「どんなもんだい」とジャベールの顔の前で
中指を立てファックサイン

(前回は鉄砲で撃つ真似だった??)

これは相当な侮辱行為だが冷静な鎌田ジェベールはそれには微動だにせず

ざわめきたつ学生たち。ジャベールの処分をめぐり口々に話す(歌う)。

そこまできてようやく激昂し立ち上がるジャベール。
「子どもの遊びが笑わせるな!」と怒り爆発の鎌田ジェベールの歌声は、
どの学生をも圧倒する迫力のある歌声だった。

 

恵みの雨  ”A Little Fall of Rain” (Éponine’s Death)

そこに今度は不意打ちの発砲。
マリウスを庇って撃たれてしまうエポニーヌ。

なぜかマリウスも学生たちもエポニーヌが撃たれたことは気づかず、
やり過ごしたと思ってしまう。

何とか立っているがふらふらのエポ。

エポニーヌに気づいたマリウスは、またしてもエポにコゼットの事を尋ねる。
「手紙は渡したのか」
「父親が出てきた、渡してくれるって」

ようやくエポの異変(血だらけ)に気づいたマリウス。
しかし周りはまだ誰も気づかない。

途中ガブローシュがその様子に気付く。
それと同時ぐらいに他の女学生が気づき始める。
男の学生も集まり始める。

苦しみながらもようやくマリウスが側にいてくれることを喜び、
幸せいっぱいのエポニーヌは、
マリウスに抱かれてそのまま息を引き取る。

エポニーヌが可哀想で、でも嬉しそうに死んでいくところが、
もうたまらなくて必ず泣いてしまうシーン。

 

苦悩の夜  “Night of Anguish”

初めて死者をだしたバリケード。
どこか遊び半分だった学生たちは一気にお通夜状態となり、
あまりに厳しすぎて、しかしあっけなく人が死ぬという
現実を思い知ることになる。

しかしまだ闘う気は、ある。

ショックで絶句し、ただ泣くことしかできないマリウスに、
ガブローシュはエポの帽子を手渡す
その帽子を抱きしめ、また泣き崩れるマリウス

(ガブがマリウスに帽子を手渡す流れは前回公演ではやっていなかった。
前回は運ばれるエポニーヌを追いかけたガブはたまらなくなり、
女性にすがるように泣いていた…と記憶)

 

最初の攻撃  ”The First Attack”

曲調が変わり、バリケードを越えて現れる兵隊の服を着たバルジャン。
スパイ・ジャベール事件とエポご臨終の後なので、
ざわめき立つ学生たち。

この時ジャベールは特にバルジャンには気づいていない
というか、もう連れ去られた後だったかも?

(前回公演ではバルジャンに気付き、縛られて身動きが取れないながらも、
バルジャンを睨みつけていたジャベール)

そこに大勢の軍隊からの攻撃をしかけられる。
だがバルジャンの活躍で新たな死者は出なかった。

一時退散する兵を確認して喜ぶ学生たちは、
一気にバルジャンを信頼する。

ここから
※禁断的見どころシーンその⑦

礼を言うアンジョルラスに
バルジャンは、「そんなことよりあのスパイジャベールを任せてくれ」と。
ジャベールは「これは逆だぞ!」と怒りまくる。
「お任せします」とアンジョ。

舞台下手側(学生たちから見えない裏手)にジャベールを連れて行くバルジャン。
ジャベールは「お前(バルジャン)は盗人だからナイフで一刺しするのか」とまくし立てる。
「うるさいぞー」とオペラ調で静かに歌うジュンモバルジャンはナイフでジャベールのロープを切る。

「わからんぞー」と鎌田ジャベール
混乱したジェベールはまた怒鳴り声をあげる、「これは警告だバルジャン!」
「取引するぐらいなら殺せ」とまくし立てる。

バルジャンは「何もわかってないな」と静かに歌い始める。
「お前は自由だ、取引はない。恨みもない」とバルジャン。

ジャベールはあっけにとられる。
悔しさを顔から滲ませながら逃亡。

ジュンモバルジャンは、客席に向かったまま、
空中に一発発砲する。

【解説】
学生たちに囚われていたジャベールを無条件に助けたバルジャン。
ジャベールは、「バルジャンは盗人だから俺を殺さないということは何か裏がある、そんなことには応じないから殺せ」と言う。

バルジャンは、「ジャベールが私を追うのは職務であり恨みはない」と言う。
ジャベールは【バルジャン=盗人=悪人、=殺さない=取引しない=逃してくれる】という式が成り立たず混乱する。

そしてこれまでバルジャンが逃亡していたのは=盗人だからただ逃げていた のではなかったのだ。

ということをジャベールがわかってしまう、短いながらも重要なシーンであり、
ジャベールはこれまでの信念が崩壊し、相当混乱するのである。【解説終わり】

 

がなりたてるジャベールを力でねじ伏せつつ解放するバルジャンだが、終始冷静。

怒りを爆発させて迫力ある歌唱する鎌田ジャベールに対し、
ジュンモバルジャンは静かに、やはり朗々と歌い続けていた印象。

発砲を聞いた学生たちは、バルジャンがジャベールを始末したと信じこむ。

学生の一人(アンジョルラス?)は一言、「感謝します」

アンジョの「マリウス、少し安め」でマリウスを確認したバルジャン。

 

その夜(共に飲もう)  “Drink With Me” (The Night)

他の学生と揉めるのはグランテール。
飲酒の作用なのか迫る死の恐怖心からか、
「死ぬのは無駄ではないのか」、と荒れ始める。

アンジョルラスが割って入ると、グランは泣き顔で隅の方へ。
その様子を見ていたガブローシュはグランテールの元へ行き、慰める。

という一連の流れの後、

マリウスは「コゼットは僕が死んだら悲しんでくれるだろうか」
と歌い、眠りに付く。

その様子をずっと見ているバルジャン。

 

彼を帰して  “Bring Him Home”

※禁断的見どころシーンその⑧

開幕前にはジュンモバルジャンによる超迫力の「独白」は繰り返し何度も見て聞いたが、
名曲、「ブリング・ヒム・ホーム(彼を返して)」はこの日が初聴。

まろやかなで包み込むような優しく、しかし切ない歌い出しから、
中盤からの盛り上がり、
そして終盤にかけての倍音の使い方、
そして声の揺らし方。

どれをとってもジョン・オーウェン=ジョーンズ(JOJ)
の”Bring Him Home”にそっくりで驚きました

ジョンさんがもし日本語で歌ったらあんな感じかもしれません。

唯一違うのはラストの弱音かな。
ジュンモさんのはJOJさんほど超弱音ではなく、
ある程度大きめな弱音(←変な表現ですが)だったと思います。

でも、帝劇に響き渡る超極上なBHHに聴き入り、
もうウットリでした。素晴らしいブラボー!!

「独白」とセットでこのBHHは聞き逃し厳禁ですよ!

via: facebook.com

 

苦悩の夜明け “Dawn of Anguish”

あれほど「民衆は立ち上がる」「助けに来る」と信じていたが、結局は誰も援軍には現れず、
「見捨てられた」と途方に暮れる学生たち。
しかしもう後には引けないところまで。

 

 第二の攻撃  “The Second Attack” (The Death of Gavroche)

そこにまた総攻撃を加えてくる兵たち。
弾切れ寸前になり外の死体から弾を拾うとマリウス。
止めるアンジョルラス、「私が行く」とバルジャン。

すると、ガブローシュが外に飛び出す。

相手が子どもであっても容赦なく発砲する軍。

ガブローシュは深手を負いならバリケードに登ってくるが、
登り切ったところでまた撃たれ、ガブローシュは死ぬ。

倒れるガブを抱きかかえるのはアンジョルラス。
そしてグランテールに引き渡し、そこから床へ寝かされる。

ガブが最後に撃たれた時に2013年公演では女性が悲鳴をあげていたが、
今回公演ではそれはなしに。

ちょっとあの悲鳴は怖かったので、なくなってよかったかも。

 

 最後の戦い  “The Final Battle”

兵隊長のメガホンふたたび。「市民は来ない、無駄死にはやめろ」と最後の警告。
ガブローシュを失った哀しみからか、その警告に向かって怒声を浴びせる学生たち。

「僕たちは死のう」とアンジョルラス。最後は高音で歌い上げていた。

最後の戦いは総攻撃にあい、学生たちは次々と撃たれ、死んでゆく。

 

攻撃が終わり、ゆっくりとした音楽(「彼を帰して」のメロディ)に。
バリケードには学生たちの死体が折り重なる。

バルジャンは起き上がりマリウスにまだ息があることを確認。

下水道への入り口をこじ開け、マリウスを引き摺るようにしてその中へ逃亡する。

そこに現れるのは松明を持ったジャベール。
かなり悔しそうに激しく声を漏らしており、バルジャンの死体がないことを確認すると
「バルジャーン!!!」と叫ぶ。

途中、大八車に載せられているアンジョルラスの遺体。(旧演出のあの逆バンザイポーズで)
その横の空いたスペースに乗せられるガブローシュの遺体
(前回公演では最初から二人並んで、同じ逆バンザイポーズで死んでいた←もしかしたら韓国バージョンだったかも)

その様子をみるジャベールは、それがバルジャンではないことがわかると、
その後は注意深く松明を照らして地面を調査しはじめる。

そして下水道へ誰かが逃げたことを悟り、地上から先回りをする。
(前回公演では下水道の扉を開けようとしたが、ジャベールの力ではあけられず、
という演技があったが、今回は扉には一切触れず、すぐに先回りへ)

このシーンでは全体的に
最後の攻撃~学生たちの死~バルジャンとマリウスの逃亡~ジャベールの追跡
の展開は、前回公演よりもかなり早く流れているように感じました

 

下水道  ”Dog Eats Dog” (The Sewers)

不気味で恐ろしいイントロダクションが印象的なこの下水道のシーン。
テナルディエの実質ソロナンバー。

ここでも前回公演までのエコー(下水道なので音が響く)が少し抑えられていた印象。
歌詞が聞き取りやすかった。

萬谷テナルディエの美声が地下道に鳴り響く。
歌い上げの後なにか言う(笑う?)ので、拍手を入れるタイミングを逸する。

バルジャンが運んできたマリウスから指輪を盗むテナルディエ。
もう一人がバルジャンと気付き、逃げていく。

バルジャンは疲労困憊の中、力を振り絞ってまったく動かないマリウスを運ぶ。

途中映像が動いたり切り替わったりして、なかなかリアルな下水道の風景が映し出される。
そしてその道程がかなり長いことを示すように、いろんなスタイルでマリウスを運ぶバルジャン。

 

ジャベールの自殺  ”Javert’s Suicide”

※禁断的見どころシーンその⑨

ようやく地上に出てきたバルジャン(とマリウス)。
しかし待ち伏せていたのはもちろん、執念のジャベール。
手にはピストルを持ち、それをバルジャンに向ける

(前回はピストルなし、でしたよね?)

バリケードから逃がした時には「職務だから恨んでいない」と言っていたのに、
「職務の奴隷か!」と怒鳴り散らすバルジャン(ちょっと笑)

負けじとジャベールも怒鳴り散らす。「諦めんぞ!許さん!」

しかしバルジャンはすごい迫力で怒鳴り散らし、
「(マリウスが)死にかけている、病院に運ぶから1時間待て」と。

ジャベールは、
「すぐいけ、バルジャン。待っているぞ、24653!」

バルジャンは一瞬、その番号呼びに反応して振り返るが、
マリウスを運んで行ってしまう。

※禁断的見どころ解説
やはり一連の「バルジャンvsジャベールのガナリあい」のラストであり、
短めとはいえこの怒号の応酬だけでもかなり力が入りますし、
この命を削ったせめぎあいは、相当楽しめるシーンとなっています。

ジャベールは橋の上へ。

最初は先程のバルジャンとの怒鳴り合いから引き続き、
鎌田ジャベールは、怒鳴り散らすような激しい歌い方

バルジャンがしたように、ジャベールもバルジャンを事実上助けてしまった。
(逮捕目前で自ら「行け」と促した)
苦悩する表情の鎌田ジャベール。

途中から落ち着いて歌い始めるが、既に橋の上にたっており、

「バルジャンを追い込んでいた筈が実は逆にバルジャンに追い込まれていた」ことを悟る。
「あいつは俺を生かして、俺を殺した」と。

「バルジャンの世界から逃れたい」、と段々精神崩壊に陥る。
まるでバルジャンに怯えているかのように声を震わせて歌い上げる

そして橋のセットが移動し、すっかり落ちて(いるような装置移動で)自殺してしまう。

その迫真演技と力強い歌唱はとても良かったです。
もちろん自殺後の拍手もしっかり鳴りました。

 

犠牲者たち  “Turning” (The Victims)

映画版では地面の血を雑巾で拭くという、かなり生々しい描写であったが、
ここでは女性たちが蝋燭をもってきて死者を弔う、というシーンになっている。

カフェソング “Empty Chairs at Empty Tables”(The Café Song)

本当は死んでいた筈のマリウスがなぜか生きていて、
その生きている自分を恥じる、
死んでいった友だちに詫びる…

という、とても哀しく切ないマリウスのソロナンバー。

マリウスの歌の後ろに立つ、
友たちの亡霊がフッと蝋燭を消すところが印象的なシーン。

海宝直人さん、美声のマリウスでしたが、
「友よ言うな!」のところはとても力強く、
苦悩がにじみ出ていて良かったです。

マリウスとキャラは全然違いますが、10月からのアラジンも楽しみ。

 

マリウスとコゼット(心は愛に溢れて(リプライズ))”Every Day” (Marius And Cosette) /A Heart Full of Love (Reprise)

マリウス、コゼット、バルジャンの三重唱。

マリウスと一緒になれたコゼットは幸せ。
傷ついたマリウスは徐々に回復してゆくなか、

バルジャンは遂にコゼットと別れる時がきたと悟る。

ここも1幕のHeart Full of Love同様とても好きな三重唱ですが、
この日はコゼットの歌が終始安定していなくて、
この曲の最後に大きく音を外したのは非常に残念。
(バルジャンの気持ちを考えてウルウルしていた涙が引っ込む程)

 

バルジャンの告白 – Valjean’s Confession

「コゼットには言わないように」と釘をさした上で、
マリウスにバルジャン時代の話をし始めるバルジャン。

マリウスは「行かないでほしい」と懇願するも、
コゼットを思って姿を消したいバルジャンの決心は固く、
マリウスは了承してしまう。

やはりオペラ調に朗々と歌うジュンモバルジャン。
語り風ではなく、ほぼ最初から最後まで、
歌で表現する割合が大きいバルジャンでした。

そのバルジャンの苦悩に、
引っ込んでいた涙がまだボロボロと。。。

 

結婚式 宴会乞食  “Wedding Chorale” / “Beggars at the Feast”

マリウスとコゼットの結婚式に乱入するテナルディエ夫妻。

マダムは今回大きめのウエディングケーキをマジ食いする
「うめー」とかそんな感想を漏らし、客席から笑いが起きる。

テナルディエからバリケードが堕ちた日に下水道でバルジャンが人を運んでいたことを聞くマリウス。
マリウスはコゼットを連れてバルジャンの元へ。
(実はバルジャンがどこに居るのかマリウスは聞かされていた?)

「こいつはオカマ」で、そのオカマ役の男性にキスするテナルディエ
(前回公演では「キス」はなく、そのオカマと言われた勇ましい男性が急に女性っぽくなる仕草をしていた)

ラストは大盛り上がりのダンスで終了。
この日1幕では鳴っていなかった手拍子でしたが、この2幕ナンバーでは鳴っていました。

 

via: facebook.com

 

エピローグ “Finale”(Epilogue)

もう最初の「ファンティーヌがコゼットを心配しながら死ぬ音楽」から始まるところで涙…

もちろんここで死のうとしているのはバルジャン。
司教からもらったあの銀の燭台に蝋燭を立て、それに火を灯す。
椅子に腰掛けるバルジャン。座っているのも苦しそう。

そしてここでは終始弱音で歌い続けるジュンモバルジャン。

そこに現れるファンティーヌ。
バルジャンを迎えにやってくる。

ファンティーヌはバルジャンに感謝。

あとちょっとでファンティーヌに触れられる(死ぬ)手前でかけつけるコゼットとマリウス。

コゼットはパパの側に。
マリウスはバルジャンに詫びる。(助けてくれたことを知らなかったから)

バルジャン、「私はお前の父じゃない」とコゼットに告白し手紙を渡す。
コゼットは涙を流しながらも笑顔で、首を横に振る。

エポニーヌが登場、ファンティーヌ同様にバルジャンを迎えにくる。

ついにファンティーヌがバルジャンの肩に触れる。

すくっと起き上がるバルジャン(あの世に行った、ということ)

泣き崩れるコゼット、コゼットに寄り添うマリウス。

バルジャンの歌声にも深いエコーがかかり始める(あの世なので)

バルジャンはファンティーヌとエポニーヌに連れられて、
皆が待つ世界へ。

迎える人たちの中に司教様も。

司教はバルジャンに笑顔で迎える。

バルジャンと司教はお互いに支え合うように肩を抱き合う。

コゼットとマリウスはバルジャンの手紙を読んでいる。
その手紙を読んで、少し笑顔になるコゼット。

2幕ラストも全員登場の大合唱でこの壮大な舞台は締まります。

 

 

 

キャスト別感想

 ジャン・バルジャン ヤン・ジュンモ

プロローグ~「独白」まではダイナミックテノール爆裂歌唱で聞かせ、
それ以降は終始オペラ調に朗々と歌い上げるタイプのバルジャン。

何度も書いたが「独白」と「彼を帰して」を聞くだけに彼のバルジャンを見る(聴く)べし。
ブロードウェイやウエストエンドでも充分通用する、超本格派俳優です。

ジャベール 鎌田誠樹

ジュンモバルジャンに対するダイナミック・バリトンで迫力ある歌い方のジャベール。
更に怒り方がかなり激しく、歌もそれに応じて爆発するのが良い。
しかし音程はかなり正確。聞かせて安心。
冷静に朗々と歌うジュンモバルジャンとの相性も良かった。
今回見たこの公演でのマイMVPはこの鎌田さんです。チャンスがあればまた是非見たい。

ファンテーヌ 里アンナ

初見だったが思っていた以上に地声歌唱が力強くて良かった。
幸薄感、壮絶感ともにファンティーヌぴったりと言ったところ。
想定外の谷間強調衣裳が目につき、次からは注目ポイント確定に。

エポニーヌ 平野綾

かわいくて強がりで寂しがり屋でマリウス大好きなエポ。
個人的にアニメ「寄生獣」(ミギー役)で彼女の声を良く聴く機会があったのと、
前回のエポニーヌや「レディ・ベス」でも拝見していたこともあり、
安心して見ることができた。
平野さんのショートヘアバージョンエポも見てみたい。

マリウス 海宝直人

世間知らずの坊っちゃんマリウスにピッタリ。
どこか中性的なところも良い。
とにかくイケメン。羨ましい。
俳優さん関係なく、おいしい思い満載のアホマリウスは許さぬ。

テナルディエ 萬谷法英

小物感プンプンのテナルディエ。
でも美声。良かった。
モリクミさんとの相性も良い。

マダム・テナルディエ 森公美子

マダム常連のモリクミさん。
今回もアドリブなのか新演出なのかわからない小芝居をタップリ。
ド迫力さは変わらず。

アンジョルラス 野島直人

ガッシリ系のアンジョルラス。

ガブローシュ 松本涼真

ずば抜けて上手く歌うということではないが、
元気があって良かった。かわいいけど精悍な男の子でした。

 

レ・ミゼラブル2015プレビュー公演観劇レポ:まとめ

いやー長くなりました。2015年公演の最初のレミゼなので、解説なども入れて、さらに曲別感想となりましたから、これはどうしても長くなりますね。

最初に書いていたのよりもだいぶ削りましたが「プロローグ~1幕編」、そして今回の「2幕編」合わせて2万文字以上となりました。いやーレミゼって曲多いから曲別感想ってヤバいですね。

 

やはり、2013年のをタップリ見たことで、2015年のは更に見やすく 理解しやすく、より熱く進化していることが良くわかりました。

やっぱりジャベールの自殺の意味が良くわかったのが今回の収穫でしたね。

 

それに全体的にテンポが良かったように思いますね。2015年のレ・ミゼラブルは本当に熱くて、わかりやすくて 良いんですよ!まだ見ていない人はぜひぜひ。

でもこんな良い舞台を、初めて「プレビュー公演」という形で 早い段階で見ることが出来て感激しました。翌日の「初日」もレミゼでは初の体験でした。

 

 

今回ヤン・ジュンモさん目当てで行ったのですが、ジャベールの鎌田さんが相当良くて、本当に良かったです。その人の実力を知ってしまうとまたその人で見たくなりますし、また新たな組み合わせがあるなら、それにも挑戦してみたくなります。

 

複数キャストの妙、というか罠ですね(笑) これは。

新コゼットの清水さんの評判がとても良いので、是非見たいのですが、私が取っているチケットだと大阪公演までおあずけです。

 

それでは最後に…

「レ・ミゼラブル」って本当に感動するミュージカルですよ!!

 

 

次の記事はこちら!

【観劇レポ】『レ・ミゼラブル』初日、2015年4月17日 | 吉原光夫バルジャン×川口竜也ジャベール、新レミゼを支えた二人の熱い男 

 

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