レ・ミゼラブルラストシーンイメージ燭台テーブル

レ・ミゼラブルラストシーンイメージ燭台テーブル

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レ・ミゼラブル2015大阪公演千穐楽観劇感想 吉原光夫バルジャンの命を削る最後の告白に大泣きした大阪ラスト公演

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出典:pixabay.com

レ・ミゼラブル大阪公演千秋楽の出演者 #lesmis_japan #lesmiserables #osaka #musical

禁断J (禁断先生)さん(@kindan_jurun)が投稿した写真 –

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『レ・ミゼラブル』 梅田芸術劇場メインホール 2015年8月29日 千穐楽の出演者

ジャン・バルジャン 吉原光夫

ジャベール 川口竜也

ファンテーヌ 和音美桜

エポニーヌ 平野綾

マリウス 海宝直人

コゼット 磯貝レイナ

テナルディエ KENTARO

マダム・テナルディエ 浦嶋りんこ

アンジョルラス 上山竜治

ガブローシュ 松本涼真

リトル・コゼット 新井夢乃

リトル・エポニーヌ 黒川胡桃

指揮 若林裕治

着席 3階4列

 

『レ・ミゼラブル』大阪公演千穐楽観劇レポ

前回記事:【観劇レポ】『レ・ミゼラブル』大阪公演前楽 | ヤン・ジュンモ バルジャンの溢れる愛が清水彩花コゼットを大泣きさせた夜

長らくおまたせいたしました。

梅田芸術劇場メインホールで行われていたミュージカル『レ・ミゼラブル』大阪公演千穐楽のレポです。

 

魂の熱演、毎回確かに感じました

いやぁ2015年8月のレミゼ強化月間はなかなかにヘビーでした。

前回も書きましたが、このレミゼ千穐楽の週はJOJコンサート(大阪公演)、レミゼ大阪前楽と続いて翌日千穐楽と見ましたから、千穐楽が終わった後久々にぶっ倒れました。

以前なら毎週のように土日でマチソワ・マチをしていたり、ロンドンではソワマチソワマチソワソワマチソワなんていう、まるで邪悪な呪文のような強行日程でも平気だったのに・・・

もうトシですわ(笑)

水曜日のJOJの歌声に脳の根幹をやられたんだよね、きっと…いや、ほんまにめちゃくちゃ良かったですもん。
あ、ちなみに前楽の舞台進行中にコゼット清水ちゃんを抱きしめた(←根に持ってる)、ヤン・ジュンモさんもJOJのソロコン見に来ていたそうです。

そりゃーそうですよね。だってジュンモさんのBring Him Home(BHH, 彼を帰して)はめっちゃJOJに似てますもん!!絶対にJOJのファンですよ、ジュンモさん。

 

JOJソロコン大阪のレポ:【JOJソロコン】ジョン・オーウェン=ジョーンズ コンサート in ジャパン大阪公演

ヤンバルジャンのBHHはJOJのBHHに似てると最初に思った観劇レポ(帝劇レミゼ):【観劇レポ】『レ・ミゼラブル』プレビュー公演、2015年4月16日(2幕編) | ジュンモバルジャンのBHHは一聴の価値大あり

もちろん、レ・ミゼラブルの熱演も理由の一つです。
あんなに魂の篭った熱い舞台を連日見てしまったのですから、そりゃあぶっ倒れますよね。

毎日演じていらっしゃるキャストの皆様、本当に素晴らしいです。そしてめっちゃタフですね(笑)
本当に、熱演ありがとうございます。

 

ツイッターつぶやきをしなかった理由

もうね、アホとしか言いようがないんですけど、おそらく初めてですね。
iPhoneを家に置き忘れて劇場に来ちゃったんです!

しかもぜーんぜん気づいてなくて、梅芸着いてさぁキャストボードの写真撮ってインスタにアップしようかな…と思った時に、iPhoneを忘れたことに気づいたんですよ。

この時期iPhoneの調子が悪くて(今は自然に不具合が解消)、電車の中でもあまり触らないようにしていたんですよ。だから劇場につくまで気付かなかったのもありますね。

なので、家族のiPhoneを借りて写真だけ撮っておいて、帰ってからインスタにアップしました。
もちろん開演前、幕間のツイッターつぶやきは出来ず。。。

でしたけど、まぁ無いなら無いで全然平気だったんですけどね。もしかしたらスマホ依存症の禁断症状で泡吹いて痙攣起こすかも!と心配しましたが健康体のままでした!笑

とは言ってもやっぱり劇場から生の報告が出来ないとなるとちょっと寂しいですよね。
次からは忘れないようにします。

さていつも『レ・ミゼラブル』を見る時は大変感情的になって見ることが多いのですが、千穐楽ですし次回公演(2017年?)への流れも踏まえて今日は少し冷静になって、見たまま思ったままを書いていきます。

 

大阪レミゼ、音響改善されていました

前々回の観劇レポでは、あまりに変テコな音響(音出し)のことで苦言を書きましたが、今回その点はかなり解消・改善されていました。

これは前日の前楽の時には既に気付いていましたが、追加で取ったサイドボックス席で観劇した為、もしかしたら聴こえ方が特殊なのかも。と思って確信がもてませんでした。

今回の千穐楽の座席は梅芸の先行で取ったチケットですから、3階のセンターブロック。
うん、間違いなくしっかりと歌が良く聴こえるようになりましたね。これは良かったです。

…といってもまだまだエコーは強めでしたけど、それでも随分絞ったかと。

 

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見てしまった、吉原光夫バルジャンの真髄

大阪千穐楽のジャン・バルジャン役は吉原光夫さんでした。
大阪公演ではバルジャン→ジャベールと見て、ラストバルジャンです。大阪で4回見た内の3回、光夫さんいました。

(地方公演では、他のキャストは前半後半で分かれるのに吉原さんだけはいつも通しだそうです)

 

吉原さんのジャベールはもう恐ろしすぎて、でもカッコよすぎてエラく好きになったのです。

吉原光夫ジャベールを書いたレポ:【観劇レポ】『レ・ミゼラブル』 | 清水彩花コゼットで泣き吉原光夫ジャベールに震えた熱い大阪公演

 

あまりに悲しく、切ないBHHの「命を…!」

音響改善のお陰で吉原光夫バルジャンの持ち味である「台詞風に歌う」というテクニックが生き、バルジャンとしての心情がとても良く伝わりました。これはやばかったです。
結局エコーがかかりすぎていると、ここが伝わりにくいんですね。なのでエコーは極力なしの生に近い方が良いのです。

特に”Bring Him Home”(BHH, 彼を帰して)の「彼に命を!」の「命を」が凄かった!!

吉原光夫さんのバルジャンは爆音でこの歌うのですが、なぜこれほどまでに声量たっぷりに歌うのか、これまでは理解が出来ませんでした。
「そんな大きな声で歌ったらマリウス起きるやん」、という冗談っぽいツッコミも入れたりとか(笑)

これはまた「吉原光夫の演劇黙示録」で知ったのですが、あのシーンは”バルジャンの心の歌”なのだそうです。

そうか…皆が寝静まっている時に迷惑なオッサンが一人で歌っている、ということではなかったんですね。
映画版のヒュー・ジャックマンもエライ爆音で、しかも歩きながら街中に響き渡らせていたので、ついついアレは寝ている者への嫌がらせだと思っていました。(←違います)

バルジャンの心情を表現するべくどんどん声量を増していく吉原光夫さん。これを理解して聴くと全然違いました。めっちゃ感情移入できました。

そして台詞風な「命を…!」は、声が詰まるような歌い方で。

これはもうグッときましたね。いや泣いた。
しっかり意味を理解して聴くとヤバイです。

 

マリウスとの目合わせ→命を振り絞るコゼットへの”魂の告白”に泣いた

ラストシーン、衰弱しきり死期を悟ったバルジャンは、誰もいない部屋に一人で司教からもらった燭台に火を灯し、もうすぐに永い眠り(=死)につこうとします。
そこに駆けつけてくるコゼットとマリウス。バルジャンはしばし息を吹き返し、コゼットとの再会を弱々しくも喜びます。

そして、ずっとコゼットが知りたがっていた「闇の過去」の秘密。それらを書き記した「最後の告白」の手紙をコゼットに手渡すバルジャン…という場面。
もういつも涙涙で前が殆ど見えなくなるというところですが、ここで更に涙腺を崩壊させる吉原光夫バルジャンの熱い演技を見てしまいました。

コゼットに「生きて!パパ!生きるの!」と泣きながら励まされるバルジャンは「言うとおりにしよう」と言い(歌い)音楽が止まります。

テーブルの上にある手紙を取る吉原バルジャンはいつもよりもゆっくり、長い時間をかけて手紙を取ります。その間も音楽は止まっていて無音です。固唾を呑んで見守るコゼットとマリウス。そして観客も・・・

ようやく手紙を手に取った吉原バルジャンはコゼットを見つめます。そしてその手紙をコゼットにはすぐに渡さず、マリウスに目を合わせ、ゆっくりうなずいてから、ようやく歌い出したのです!!(その間ずっと無音)

そうです。このシーンの手前では「バルジャンがマリウスにコゼットを託す」というシーンがあります。その時にマリウスには話した「壮絶な囚人時代」のこと。そのことでコゼットを悲しませたくないために黙って姿を消すことを半ば強引に承知させた。

マリウスは事情を知っている訳なんですね。なのであの「頷き」はマリウスに「あのことをコゼットに話すよ」という意味の頷きなのでしょう。

もうね、この頷きだけでもヤバかったのですが、その後ですよ!!
ずっと弱々しく消え入りそうな声で歌っていた吉原バルジャンでしたが、

 

「お前は、育てた母が・・・

預けた子だっ!私は・・・父じゃ・・・ない・・・っ!!」

 

と、振り絞るように強く、しかし今にも泣き出しそうな堪える声で、歌ったのです。
いやここはもう歌じゃなかったですね。殆ど話し言葉です。メロディーに乗ってるけど明らかに声を振り絞っていた。

コゼットを愛するがゆえの、父であるバルジャン最期の魂の告白。まさにそれは命を削っての言葉。
これを確かに感じた私はもうこの時点で涙腺完全決壊。その後は殆ど覚えていないほど泣きました泣きました・・・うう・・・

 

もぉーー、

こんなの切なすぎるぜ!そして熱すぎるぜ!吉原バルジャンさんよぉっ!!!!

 

ジャベールとの会話の後

シーンは前後しますが、1幕「ファンティーヌを救出→馬車担ぎ上げ救出」シーンからのジャベールとの会話シーン。

「市長を見て思い出すバルジャン」の話をジャベールからされ、一通り話を聞いた後にジャベールが去った後のこと。

吉原バルジャンは「ぐはぁっ!!」っと、張り詰めていた緊張感を解き放つように、まるで暫く呼吸ができずにようやく息を吸えた時のような声を漏らすのです。

「ジャベールが去ったあとバルジャンが怯える」ことをハッキリ表現するのは2015年からの演出だと思いますが、これを一番わかりやすく演じるのはもちろん、吉原光夫さんです。

 

渾身のロングトーンで聴かせる”独白”

演技だけではなく歌のことも書きます。

日本の「レ・ミゼラブル」は特にプロローグのバルジャンの歌部分では、演奏が走りがちとなります。これは色々理由は考えられますがそれはまた次の機会に書くことにして…

吉原バルジャンの”独白”ラストのロングトーンが素晴らしいのです。
もちろん演奏は超走ってるので、ラストの演奏はオクターブの上がり下がりを3回繰り返すのですが、それもものすごく速いのです。

でも、その3回目の音からの吉原さんの引っ張りが長い長い!

これ、普通のテンポの演奏でも全然合わせられるんじゃないの?と思ってしまうほど、長ーく引っ張ってくれます。

もちろん生演奏だからこそ、このロングトーンにもしっかりオーケストラが合わせてくれる。それがいいんですよね。生オケの醍醐味はコレですよ。

いいですね、歌で聴かせてくれるし「レ・ミゼラブル」の世界を熟知しているから演技も細かいし。

吉原光夫さんはジャベールも最高だけどバルジャンも最高です!

今回の大阪公演では真髄を見せてくれたと、私はそう思っています。

 

完全にブチ壊れた川口竜也ジャベール

さて、帝劇以来の拝見となった川口竜也さんのジャベール。本当なら大阪でもう少し見る予定でしたが、清水彩花さんのコゼット回に振り替えた為に、大阪で川口さんに会えたのはラストのみになりました。

川口さんのジャベールといえば私の中ではこれまで、「帝劇新演出版ジャベールの基本」として見ていました。熱いジャベールだし歌はウマイし怖いし、言ってしまえばもう大好きなのです。

しかし大阪千穐楽では随分とまた熱く進化を遂げていました。いや熱すぎてこれは完全に「壊れて」いたと思います。もちろん良い意味でですよ。

それはバルジャンへの「執念」を通り越して「愛」をも強く感じました。もちろんその「愛」が「恐怖」に変わって最後には「自殺」してしまうのですが。。。

 

ガブローシュの腕を掴んだ

2幕、学生たちのバリケードにスパイとして入り込むジャベール。
ガブローシュのお手柄ですぐに正体がバレてしまい、学生たちに取り囲まれ拘束されてしまうシーンでのこと。

いつものピーヒャラ音楽に乗せて歌うガブローシュ、ざわめきジャベールに銃を向ける学生たち。動じないジャベールは椅子に腰掛けます。

ガブローシュは歌のフィニッシュとして中指を突き立てる侮辱的なポーズをジャベールの目の前でやってみせます。
ここはジャベールによっては掴みかかろうと立ち上がったり、呆然と座ったままであったり色々なのですが(掴みかかろうとすることが多い)、

今回の川口ジャベールはガブローシュのその失礼な手をガシッと掴みました!(無表情のまま)
学生たちは焦り「オイオイ離せ!」とガブローシュを守るべく一斉に駆け寄り、ジャベールから引き離していました。

うーん確かにあのファッ クサインはねぇ…きっとこれまで腹に据えかねるものがあったのでしょう(笑)

いや、手を掴んだの良かったと思います。なかなか離さなかったし。

 

ジャベール解放シーンでは

捕らえられたジャベールは、私刑にすると見せかけたバルジャンに助けられます。

学生に捕らえられても冷静だった川口ジャベールはバルジャンを見るといきなりブチギレ始めます。
何度も何度も立ち上がろうとし、その度に学生二人がかりで押さえつけられるのです。それでも執拗にバルジャンを睨みつける川口ジャベール。
吉原バルジャンは川口ジャベールの強い視線を気にしながらも、銃撃戦に加わります。

バルジャンの加勢のお陰で兵は一時撤退。バルジャンに感謝するアンジョルラス。バルジャンは「あのスパイ・ジャベールを任せてほしい」と頼みます。
川口ジャベールは、「なんてことだ!これは逆だぞ!!」と、ここを歌ではなく台詞にして怒鳴っていました。

そしてバルジャンはジャベールを連れてふたりきりに。

 

「おい!殺せよ!おい!!」

いつもなら、ジャベールを徹底的に痛めつける吉原バルジャンですが今回は侘びしさを全面的に出しているようでした。対する川口ジャベールは終始ブチギレて反撃に出ます。

ロープを切ってもらい「わからんぞー」。取引に持ち込んだと思ったジャベールはバルジャンを攻め立てます。「俺を逃せばまた対決だ!!」と怒鳴りちらしながら歌い、吉原バルジャンを壁に追い詰めます。

そして「おい!殺せよ!おい!!」と、バルジャンに詰め寄るように言ったのです。(もちろんいつもは言わない)

切なく侘びしい表情のまま吉原バルジャンは「違うそれは違う。何もわかってないな」。
川口ジャベールは歯を剥き出しにし「キサマ~!」と言ってから、めちゃくちゃ悔しそうにその場を去っていきました。

いやぁ、ここではバルジャンとジャベールの温度差といいますか、完全に対決姿勢のジャベールとそれは望まないバルジャンとの「すれ違い」がとても強調されていて、良かったのです。

 

執念のバリケード捜索

バリケードが堕ちてすぐにバルジャンを捜しにやってくるジャベール。マリウスを連れて脱出した後なのでそこにはバルジャンはもう居ません。

「違う…違う…」とブツブツ言いながら死体ひとつひとつを確認してバルジャンを捜す、執念の川口ジャベール。

いよいよそこに居ない、と確信した時には「バァーールジャーーーン!!!」と強く怒鳴りあげます。

そして地面に何らかの痕跡を見つけた川口ジャベールは、「…そうか…!」と、何かをわかったように言い、走って行きました。

 

吉原バルジャン最後の抵抗、そして苦渋の末 完敗の川口ジャベール

さて「レ・ミゼラブル」の見どころの一つとも言える「下水道脱出後の対決」。
ここはもうめちゃくちゃ熱かったです!

「ジャベール!すぐ来ると思ったぞ!!」「誰が諦めるかぁー!!」はもちろん怒号の応酬。いきなり凄い罵り合いです。

すると吉原光夫バルジャンはなんと!マリウスをお姫様抱っこのように担ぎ上げて、「見ろ!ジャベーーール!!死にかけてる!!」と叫びながら川口ジャベールの目の前まで迫り、瀕死のマリウスを見せつけたのです!

川口ジャベールはその姿を見て一瞬目を背け、悔しそうに歯を剥いて葛藤し、「よしいけ!!行くのだバルジャン!待つぞさぁ、2465さーーーん!!」と、やはり怒鳴るような声で歌い上げました。

 

ふぅ。。。いやぁ。。。

時間にしたら1~2分のシーンですが、見ているだけでこれほどまでに力が入り、ヒリヒリすることって他にあるでしょうか…いやぁないですよね。本当にここのシーンは好きです。
そして吉原バルジャンの完全勝利でしたね。マリウスをお姫様抱っこしてジャベールに見せつけるなんて…

苦悩の川口ジャベールの表情がまた凄かったんです。そしてそのテンションのままブチギレの「自殺」シーンへ。。。

自戒の念に苛まれ苦しみながら葛藤するその姿と、迫力の歌声に圧倒されました。
もう、完全に「バルジャンの世界」に支配されていました。ぶっ壊れていました。。。

もちろん、「ジャベールの自殺」後は大拍手に包まれたのは言うまでもありません。

 

独特な歌い方ながらも演技力で引き込む平野綾エポニーヌ

平野綾さんのエポニーヌは今期(2015年)初でした。2013年では数回拝見しています。

舞台以外にも多方面で活躍する平野綾さんは、ミュージカル俳優としての地位ももうしっかり確立していますね。歌い方はかなり独特ですが私はなかなか好きです。

個人的には2013年と2015年のレミゼの間に、テレビアニメ「寄生獣セイの格率」が凄く好きで毎回見ていて、ミギー役の声は平野綾さんでした。ご本人も「私がミギー?!」って思ったそうですが、実際に放送が始まったらピッタリの声でしたね。流石です。

それにエポニーヌを演じる人って皆かわいい人ですよね。平野さんももちろんそうです。好きです(←告白)

その平野綾さんは芸歴が長いだけあり、エポニーヌでも抜群の演技力で魅せてくれます。

 

必死になってバルジャン邸を守る平野綾エポ

レミゼレポではほぼ毎回書いている「テナルディエ一味バルジャン邸襲撃未遂事件」のシーン。
ここはエポニーヌが体を張って必死になって守ってくれたお陰で、バルジャン, コゼット, マリウスが助かるというとても重要なシーンです。

エポニーヌは必死になって、家の中にいるバルジャンに聞こえるようにわざと大声を出します。
それを表現するのが「ジイ!さんとーむすめ」の「ジイ!」の部分ですけれども、平野綾エポはその手前からもう叫ぶように歌っていて、

「銭などないよ、知ってるのサァーー!!ジイ!!さんとー」「サァー!」も大声で歌い続いて「ジイ!!」を強調するのですから、テナルディエとしてはたまったものではありません。

もちろんその後はボコられてしまうのですけど。
うーんつくづくエポって不遇ですよね・・・必死になってやってるのにね・・・泣けるっす。

 

バルジャンに手紙を渡すシーンでは

2幕冒頭、無神経な男マリウスに「コゼットへ手紙を渡してきて」と頼まれ、完全フラれモード傷心状態で渋々バルジャン邸に飛び込むエポニーヌ。
しかし引越し作業をしていたバルジャンにあっさり捕まってしまいます。

ここでは他のエポニーヌは「あなたの娘のコゼットに手紙を、街で戦う男からです」と、ふてぶてしく歌いますが、

平野綾エポはバルジャンに対してとても怯えるような表情をし、両手を前に出して「こないで」とポーズ。歌い方もかなり怯えていてバルジャンを怖がっているようにみえました。

ほほぉ、ここのシーンでバルジャンを怖がる、という表現をするエポは初めて見ました。これもなかなか良いですね。

「こっちへ渡せ!ぼうや!」という吉原バルジャンは怒鳴るような強い口調ですが、「ぼうや」に反応したエポが帽子を取って長い髪を下ろすと、優しく包むような歌声にチェンジさせる吉原バルジャンも良いです。

 

撃たれた後体を痙攣させる平野綾エポ

マリウスの身代わりとなって銃撃されたエポニーヌ。
死ぬときになってようやく大好きなマリウスに抱いて貰えるという、とてもとても悲しくて切ないシーンのこと。

平野綾エポは時折痙攣するように体を震わせ、激しく苦しむのです。

この表現はとてもリアルでした。「人が銃で撃たれて苦しみ死んでいく時って、ああいう風になるのかもしれない…」とも思わされました。もちろん泣けましたよ。

あとあまり関係ないですが、前日の綿引さやかエポと千穐楽の平野綾エポでは、マリウスからの抱かれ方が反転していました。どっちがどっち、というのはもう覚えていませんが、マリウスが後ろでエポの頭が右か左かの違いですけれどもね。

あ、綿引エポはマリウスの腕がおっぱいにずっとギューっと当たっていて、「くそぉ海宝直人め!!」と羨ましがった 恨んだのですが、平野綾エポはしっかりと完全ガード。「イエーイ残念だったな海宝!!」と喜びました。(←何の話)

 

 

 

その他、気になったことや いつも気になること

  • テナルディエが下水道で引っ張ってくる死体って、あれは本物の人間がやってるの?オペラグラスで見たら足とか曲がっていて、めちゃくちゃリアルで気持ち悪かったんだけど。
  • KENTAROさんのテナルディエは「シーシー!」は言わなかった(バルジャン邸襲撃未遂事件)
  • なぜか大阪では一度もウケなかったマダムの香水→むせるバルジャン。(帝劇では毎回笑いが起こっていたのに)
  • 娼婦なエポ(役)がまったくわからないんだけどどうしたらわかるの?(逃げるところを捕まるところでやっとわかる)
  • 「上からアンジョ」は千穐楽ではそれほど「上から」ではなかったような。
  • 和音美桜ファンティーヌの地声歌唱の途中で裏声に変えるテクニックが綺麗すぎてため息が出る。
  • (来年のエリザベートは和音さん希望)
  • 開演前と幕間のオケ音出しで、気が狂ったような音で吹きまくるラッパが一人いて、梅芸中に響いてめちゃくちゃうるさかったわ。(初日から千穐楽までずっとやられた)
  • エポが死んだ時、海宝直人マリウスはやはりマジ泣きしていた。
  • 海宝マリウス、ラストシーンでバルジャンの手は握らなかったような…?(コゼット役によって変わる??)

 

今回はこのぐらいでしょうか。

 

2015レ・ミゼラブル観劇まとめ

2015年レ・ミゼラブルは帝劇で3回、梅芸で4回と計7回見ることができました。2013年公演よりも更にパワーアップした熱いレミゼジャパンカンパニー。本当に大好きでした。

特に今回は清水彩花さんのコゼット登場が私のレミゼ感を大きく変えてくれました。これは本当に素晴らしい発見であり嬉しい出会いであったと強く思います。

危なかったんですよね。最初は完全ノーマークだったので、彼女の素晴らしさを知らずに今シーズン終えてしまうところでした。

清水彩花さんのことを教えてくださったレミゼ先輩方にも感謝の言葉を贈ります。

さて次回公演は2017年?でしょうか。
吉原光夫さんは「吉原光夫の演劇黙示録」で、「このカンパニーがそのまま次回の公演に出られるとは限らない」と仰っていましたから、やはりキャストは変わるのでしょうね。

でもできれば吉原光夫さんの切ないバルジャンを見たいし、冷酷すぎるジャベールも見たいし、もちろん清水彩花さんのコゼットも見たいし、海宝直人さんのマリウスも見たいです。

まだ2015年公演をやっているのに次回公演のことを考えるなんて気が早すぎでしょうけれども、もしかしたら大千穐楽の時に、次回公演についてなんらかの発表があるのかもしれませんね。

まぁそろそろレミゼ専用の常設劇場を拵えてもらって、ロンドンのように通年上演を続けるべき作品だとも思います。

「レ・ミゼラブル」静岡公演が始まりました。もうあと数回で終わるんですね。
静岡までは見に行けませんが、カンパニーの皆さん、最後まで頑張ってください。

そしてラスト静岡公演をご覧になる皆様、この5ヶ月間熟成されタップリ脂の乗り切った「レ・ミゼラブル」を最後までたっぷり楽しんでください。

あれ?最初に「冷静に書く」といってましたがやはりアツくなってしまいました(笑)

ええ、レ・ミゼラブルというのはあなたの心を大きく動かし、大変に感動させる、アツいミュージカルなんです!

次の公演でも心と魂を大きく揺さぶられ、泣いて笑って(あまり笑うような作品ではありませんが一応)、しっかりとレ・ミゼラブルと向き合うことを誓い、長かったレミゼ2015レポはこれで締めくくりたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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禁断J(禁断先生)

観劇ブロガー/オペラ座の怪人専門家。劇場で「禁断さん」と呼ばれるのは恥ずかしいですがもう慣れました。
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