1789宝塚版観劇レポ

宝塚月組公演『1789 バスティーユの恋人たち』 帝劇版の予習に宝塚版を見に行ったらすっかりハマった

帝国劇場 1789 バスティーユの恋人たち 宝塚歌劇団

宝塚月組公演『1789 バスティーユの恋人たち』 帝劇版の予習に宝塚版を見に行ったらすっかりハマった

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みなさんこんにちは!禁断(@J_kindan)です。

今回はフレンチミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』の観劇レポを書きます。

 

 

 

宝塚歌劇 月組公演『1789 ―バスティーユの恋人たち―』宝塚大劇場 2015年5月14日の出演者

 

ロナン・マズリエ(官憲に父親を理不尽に殺された農村出身の青年) 龍真咲

マリー・アントワネット(フランス王妃) 愛希れいか

カミーユ・デムーラン(革命家、ジャーナリスト) 凪七瑠海

シャルル・ド・アルトワ伯爵(ルイ16世の弟) 美弥るりか

マクシミリアン・ロベスピエール(第三身分出身の若い議員、弁護士) 珠城りょう

ルイ16世(フランス国王) 美城れん

ジョルジュ・ジャック・ダントン(弁護士) 沙央くらま

デュ・ピュジェ中尉(バスティーユ守備隊の将校、オランプの父) 飛鳥裕

ヨランド・ドゥ・ポリニャック(王太子の家庭教師) 憧花ゆりの

ラザール・ド・ペイロール伯爵(貴族将校) 星条海斗

ソレーヌ・マズリエ(ロナンの妹) 晴音アキ

オランプ・デュ・ピュジェ(王太子の養育係) 海乃美月

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン(スウェーデンの伯爵) 暁千星  ほか

指揮 西野淳

着席 2階15列

 

宝塚バージョン:フレンチミュージカル『1789』を観劇

前回記事:【新作】帝国劇場ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』東宝版 | 2016年4月開幕

前回記事でお伝えしたように、帝劇の新作ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』は2016年4月より上演となります。

この「1789」の日本初演を、宝塚歌劇月組が現在公演しているということで、急遽宝塚大劇場まで行ってきました。

 

ミュージカル「1789」の基本的なプロットや音楽コンセプト等は、前回記事を参照してください。

来年の帝劇版の予習として今回の日本初演宝塚バージョンを観劇しましたが、いや… このミュージカル結構気に入っちゃったんですよね!

 

もう一回、この宝塚バージョンを見ておきたいと思うほどです。

 

で、この「1789」の何が気に入ったかというと、1番に音楽、2番にダンス、3番にストーリー・世界観 です。

 

 

もちろん月組の皆さんの熱演あってこその、この順位となります。私は宝塚はド素人ですので、どの方がああだったどうだった。と言ったキャスト別感想は書けませんし、あえて書きません。

このサイトならではの切り口として、主にミュージカルの音楽的な面の魅力と、ちょっとした解説を入れつつ、来年(2016年)の東宝版への期待を織り交ぜて、今回はそんな感想を書きたいと思います。

 

『1789』は、ダンスミュージック要素の強いロック・ミュージカル

 

まず、この「1789」は新感覚のロック・ミュージカルであるといえます。ナンバーによってアプローチは異なりますが、主となるのはダンス・ミュージックです。スローなバラードナンバーでも後ろで刻んでいるビートはダンス系です。

よって、「ロック」というのにはちょっとアレかな、という気もしますが、でも電子楽器やドラムスがバンバン鳴る大音量ミュージカルなので、ロックといえばロックなのでしょう。

 

妙にクセになる「1789」の音楽

 

この1789の音楽は、何か最初は妙な感覚ですが、これが聴いていると段々心地よくなってきます。

キャッチーでつい口ずさんでしまうナンバーが多いです。そして妙にクセになる、という意味でもこれは「新感覚」と言えるでしょう。

 

ヘビーに通われている宝塚ファンの方も、この「1789」の音楽に魅了されていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

是非、オリジナルプロダクション(パリ公演)のアルバム、「1789 les amants de la bastille」のCDを聴いてみてください。2回目ぐらいからクセになり、すぐに3回目を聴き始めていることと思います。

「レ・ミゼラブル」に似ている点も

 

音楽は全く違いますが、「フランス革命」が共通点として出てくる両作は似ている点があります。特に衣裳や鬘なんかはかなり似ているところがありますし、民衆が一致団結して立ち向かい行動する様子は、やはりレミゼっぽいなぁ、とも思うのです。

ですが、先にも書きましたが音楽のタイプは、レミゼと1789では全く異なるので、例えば囚人が虐待されるシーンなんかは、レミゼの場合はもうその人達の苦しみやもがきというものが痛いほど伝わってきますが、1789の方はそんな感じは一切なく、どんな惨たらしいシーンであっても、ノリノリのダンス・ミュージックに合わせて激しく見応えがあるダンスが繰り広げられる、というパターンが多いのです。

 

わかりやすく言うと、1789は「明るい」んです。妙に(笑)

マイナー曲調のナンバーでもそう感じるのは、やはりダンスビートが効いているからでしょう。テーマは結構重めなのに、全然そんな感じはしません。これはミュージカルの作り方がそうなのでしょうね。

 

「レ・ミゼラブル」は見終わったあとの疲労感はかなりのものですが(もちろんそれを上回る感動も得られます)、見終わった後の爽快感という点でいえば、「1789」の方が強いと私は思います。

 

オリジナルの音楽に近い、宝塚バージョン

 

今回の宝塚バージョンを観劇する前に、オリジナルプロダクションのCDを聴いていきました。

音楽は宝塚風にアレンジされるのかと思っていましたが、結構オリジナルプロダクションに近い音作りだったように思います。

 

複雑難解な旋律が多い

 

このミュージカルの特徴として、歌の旋律は結構複雑で、難しい部類に入ると思います。でもそのメロディーがなかなか耳について離れなくなります。

月組の皆さん一人ひとりがその難曲を一生懸命に丁寧に歌われていて、これにはとても好感を持ちました。良かったです。

 

来年の東宝版はどうなるでしょう。もちろんある程度の歌唱力は必要ですが、「1789」のダンサブルなビートにキッチリと乗せて、一生懸命に熱く歌う人であれば、かなり面白くなるのではないでしょうか。

 

『1789』のオススメナンバー7選

 

この「1789」には数多くのミュージカルナンバーがありますが、その中でも個人的に、特にオススメしたい楽曲を7つ選びました。本当は5つぐらいに絞り込みたかったのですが、もうどうしても外せなくて7曲です(笑)

 

おすすめナンバーその1:第1幕 第2場 デムーランの演説 HEY HA

「デ、デ、デデデ、デ、デ♪」というベースが特徴的。
重厚でスローなリズムがゴキゲンな、ダンス・ナンバー。
サビ部分は高音階を刻むように歌う。

 

おすすめナンバーその2:第3場 全てを賭けて JE MISE TOUT

とにかくド派手で楽しい、マリー・アントワネットのポップな登場ナンバー。
歌は高音域から徐々に下がっていくという繰り返しで、
難度はなかなか高そうな旋律が続きます。

宝塚版ではアントワネットの衣裳はルーレットをモチーフ。
ギャンブルに興じてどんちゃん騒ぎしていることが一目でわかる。

 

おすすめナンバーその3:第4場B 夜のプリンセス LA NUIT M’APPELLE

主人公ロナンの妹 ソレーヌのソロ。
こちらもスローで重厚なナンバーだがかなりマイナー調。
でもバックで鳴っている音はかなりズシズシ感。
ソレーヌが夜の仕事についていることが知り、ロナンは妹に説教するが、
逆に妹に説教されてしまう、というちょっと重いシーン。

 

おすすめナンバーその4:第4場C 許されぬ愛 LA SENTENCE

アントワネットと、密会相手フェルゼンのバラードナンバー。
音数は少ないが、やはりベース音はかなり重厚にドドドドと進む。
そしてこちらも高音域での歌が続く(アントワネット)

 

おすすめナンバーその5:第5場 耐えてみせる  MANIAQUE

バスティーユ監獄に捕らえられたロナンが、ひたすら拷問(鞭打ち等)に耐える、というシーン。
シーンとは裏腹にナンバーはめちゃくちゃ明るく、かなり楽しいダンスナンバー。
ロナンがムチ打ちに耐える声、「あぁ~」っていうのがまた妙に明るい声で、
全くもって惨たらしいシーンではない。

 

おすすめナンバーその6:第2幕 第1場 誰の為に踊らされているのか? À QUOI TU DANSES?

曲調はマイナーだがこちらも重厚かつゴキゲンなダンスナンバー。
2幕冒頭から激しいダンスシーンが楽しめる。
そしてかなりカッコよすぎる、圧巻の大人数ボディ・パーカッションへと続く。

 

おすすめナンバーその7:第5場 世界を我らに  JE VEUX LE MONDE

出だしは、特徴的な裏打ちのドラム。
そのリズムの上に一区切り一区切り、まるで確かめるような挑戦的な歌い出し。
そして余韻の残るファルセット。
途中からリズムチェンジになるが、宝塚版はその部分からキーチェンジしているのを確認。

 

ダンス・ミュージックには質の高い宝塚のダンスが最高に活きてくる

 

で、先にも書きましたが、このダンスミュージックには宝塚の皆さんお得意のダンスがとても活きてきます。多い時でざっと50人は一度に舞台に上がっているのでしょうか。

キレのあるダンスがビシビシっと決まる快感。一糸乱れずメリハリのある、レベルの高いダンスを披露する月組の皆さんにもうウットリでした。

 

 

禁断的、勝手に「ここは宝塚っぽいな」と感じたところ、気づいたところなど

 

あ、禁断とは私の名前です。はじめまして(笑)

 

・ やはりMAXで50人程の大人数の群舞はもう圧巻の一言。こんな凄いのは宝塚以外では見られない。宝塚観劇の醍醐味のひとつ

・ 宝塚ってダンスレベル鬼ほど高いよね、魅入ってしまう。

・ 当たり前だけど、生演奏っていいよね。

(・ でも「1789」はゴリゴリのダンスミュージックなので、打ち込みも結構あったような)

・ 指揮者の西野さん、四季でも指揮をされていた方だ!

・ 宝塚って結構(かなり)音量大きいよね、ステキ。

・ ロナン(トップさん)とオランプって本当にキスしているのかしら

・ ロナンがオランプと一緒に階段を上がって、「おっと」と言って抱きそうになるの、いいな(笑)

・ アントワネット(トップ娘役さん)、めっちゃ綺麗な人や…ぽっ

・ 見せどころで銀橋を歩くのってやっぱりいいよね

・ お約束だけどどの演目でも必ずフィナーレがあるのっていいよね

・ 新入生口上、初々しくでよかったな~

・ 新入生たちのロケットダンス、スゲー!!

・ 宝塚ってカーテンコールがなくてスパッと終わるからいいよね

 

1789宝塚版:まとめ

 

今回はこのぐらいですね。帝劇版の予習という目的で観に行ったのに、もうすっかりこの宝塚版も気に入っちゃった という結果になりました。

まぁこういうことは、よくあることですね(笑) やはり「1789」の音楽、そして月組の皆さんの熱演に心動かされたのです。

 

自分自身がここまでセットされたらもう、来年の東宝版「1789」は、かなり余裕で観ることができると思います。ヨシ。その前に、宝塚版をできればもう一度、見に行っておきたいです。

東宝版「1789」が気になっている、という方は是非、まず宝塚版「1789」を観劇されることを、強くオススメします。

そして、これを買いました!オリジナルプロダクションのDVDが出てるんです。

 

 

フランス版の1789もめっちゃカッコよかったですよ!帝劇版はコレに近くなるのかな?

このDVDは日本のプレイヤーでは走りませんが、パソコンなどで見ることは可能です。「1789」が気に入ったらこのDVDは買いですよ!

 

 

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