劇場トラブル発生

【劇場内トラブル遭遇】「上演中お喋りするな」と注意され逆上 | なぜ劇場内の迷惑行為は横行するのか

ここだけの話 長文読みもの

【劇場内トラブル遭遇】「上演中お喋りするな」と注意され逆上 | なぜ劇場内の迷惑行為は横行するのか

更新日:

毎年夏から秋へと変わる季節に喉が炎症を起こして具合が悪くなります。今日は1年ぶりに病院行ってきまして、先生に「あ、去年と同じ症状ですね?じゃあ薬も一緒でいい?」と聞かれました。

どうも、禁断(@J_kindan)です。こんにちは!

 

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観劇マナーの攻防、お喋りを注意したら相手が逆ギレして大騒動になった話

 

さて以前の話(2015年8月)になりますが、とある日の帝国劇場「エリザベート」観劇において、結構大きな客席トラブルを目撃しました。

今回は客席トラブルにまつわる、観劇マナーについてのお話です。

 

帝劇の客席でトラブル発生

幕間に入ってすぐに近くから怒鳴り声が聞こえてきたので、どうしたのかと目をやると座席を挟んで前後で激しく言い合いをしているお客様がいました。

とにかくすごい剣幕だったのは「迷惑を被った」方お一人。(後からわかったのですがお連れ様もいました)

負けじと大声で応酬するのは「迷惑をかけた」方々(二人組)

以下、その再現です。

 

迷惑を被ったA さん
あなたたち1幕の間ずーっと喋ってましたよね!
迷惑行為を注意されたB さん
はぁ?なにこの人?そんなにしゃべってねーわ!
怒りに火が点いてしまったA さん
いやずーっとしゃべってただろ!何回振り向いて見ても無視しやがって!
逆ギレB さん
うるせーな、さっきあやまったじゃねーか!!
激怒りのA さん
全然あやまってない!!大体あんたらも観劇慣れしてるはずだろ?なのになぜ上演中にしゃべり続けるんだ、周りに迷惑なのがわからないのか?!
悪態をつくB さん
そんなに大きい声でしゃべってない!何この人非常識!!
怒りマックスのA さん
非常識はそっちだろ!そんなに喋りたかったら劇場じゃなくて喫茶店でも親子観劇室でもどこでもいけ!
とことん悪態をつくB さん
ハァ?!!親子観劇室ってどこだよ?!!言ってみろ!!!

 

・・・と、まぁ大体こんな具合でした。

喧嘩

とにかくすごい剣幕、怒声の応酬でした。

 

多くの人が目撃

それはものすごい怒号が鳴り響いたので、ロビーに移動しようとしていた他のお客さんは皆、その様子をこわごわと見ていました。

私はね。「親子観劇室」のくだりで吹き出しそうになりました(ごめんなさい)。

いえ、帝劇には親子観劇室はありませんもんね。第一、注意されたのはよいトシのオトナです。

言い合いした二組はまさに「にらみ合い」ながら、Bさんグループの方がロビーへと進んでいきました。あーこわ(笑)

 

私が見た感じでまとめると、顛末はこうです。

  • Aさんは、1幕中に真後ろの客席から話し声が聞こえてきた為まったく舞台に集中できなかった。
  • Aさんは何度となく後ろを振り向き、しゃべっていたBさん(二人組)たちを見て、おしゃべりをやめてもらおうと試みたが、それでもおしゃべりは延々と続いた。
  • 幕間に入ってAさんはBさんたちに直接注意。そしてトラブルへ…

 

案の定、直接注意されたことによる逆ギレもありますよね。

まぁ、「ずーっとコッチ見てきやがってなんだよコイツ」なんて思ってたのかもしれませんよね。おしゃべりしながら(笑)

 

ミュージカル観劇慣れしている人が迷惑行為を

私が思うに、

・「エリザベート」というミュージカルは大人気なのでチケット入手は相当困難であり、結構なマニアな方でもなかなか手に入らないプラチナチケットであったこと。

しかも、

・座席エリア的に、その席種の中でも1番席に近いセンターエリアであること。(ということは、ますます素人ではないということ)

このことを考えるに、やはりBさんたちも「観劇慣れしている人」であることは間違いないであろう。(Aさんもそのことを指摘していた)

 

ということは、このBさんたちお二人は、いつもおしゃべりをしながら観劇しているか、一人観劇の時に同じように後ろからのおしゃべりなどの迷惑行為をされたことがなくて、「迷惑だとは思っていない」ということになりますね。

もしくは、「わかっていてもついやった」確信犯的なアレですかね。

どちらにせよ非常識なのは明らかにBさんたちの方です。

 

2幕に戻ってきました

でね、驚いたのは2幕開始前にちゃんと座席に戻ってきたんですよ!Bさんたちね。
「もう恥ずかしくなって帰ったかも」なんて思っていましたが、そんなことにはまったく動じず。
堂々とした足取りでまたAさんの方をチラチラ睨みながらね。すごいね!(笑)

で、別のお客さんからも苦情が入ったのでしょう。劇場スタッフが来て「お話し声は周りのお客様にご迷惑となりますので…」と、Bさんたちに注意をしていました。

その時にもなんだか不敵な表情で「はいはい」的な感じだったんですよね。いやはや、この図太さはすげーわ。

めっちゃふてぶてしいよね!

 

後ろの話し声はやたら耳につくんです!

いや、これは私も何度も経験がありますが、真後ろからの声ってどんなにヒソヒソ声でもよく聞こえるんですよね!これは相当迷惑です。

台無しにした1幕分弁償して!

っていう気持ちにさえなってしまいますよね。

私もAさんのように、後ろの席から話し声が聞こえてきた場合は、振り向いてそちらの方を見る、ということをします。すると大抵の場合はそれで話し声は止まります。

Aさんも同じ手法で黙らせてきたのでしょうけど、今回の「エリザベート」のケースでは黙らなかったので直接注意してしまったんですね。そしてトラブルへと発展。。。

うるさいかもめ

想像している以上に、後ろからの話し声は耳につくもの。

 

休憩なし演目なら地獄

でもまぁまだ、1幕で注意ができたからマシ(?)で、これね…

休憩のない舞台だったらもう地獄だし、腹が立って腹が立って仕方なくなって、もうとんでもない事態になることがあります。

 

ジーザス「お団子頭の晩餐」事件

私、一度だけ四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター」の上演中(休憩なし)に、つかみ合いの喧嘩を目撃したことがあります。

どうやら、前方の座席にいわゆる「お団子頭」スタイルの方が座っていらして、またそのお団子がめちゃくちゃ大きくて。
その真後ろの座席のお客さんはイライラしながら我慢して見ていたようなのです。

でもついに我慢に限界が来たのでしょう。「お前見えないんだよコノヤロー!」と叫んで後ろからその頭を掴みかかったのです!

掴まれた方も悲鳴のような叫び声をあげながら激しく抵抗。怒声の応酬となり、それこそ殴り合いの喧嘩のようになってしまいました。

これ、上演中の話ですからね!笑

もちろん二人共退場。その時には「最後の晩餐」のギター音楽が寂しそうに流れていましたね…(笑)

 

マンマ・ミーア!でも事件が頻発

それから実際には目撃したことはないのですが、「マンマ・ミーア!」のカーテンコールってスタンディングがお約束じゃないですか。

1階席ならまだコアなファンが集っているので慣れていることなんですけど、2階席でスタンディングしていたら、カーテンコールで立つことを知らない一般客に「見えないから座れ」って後ろから肩掴まれて、揉めた末に喧嘩に…

というトラブルがあったと、よく聞きましたよ。

あ、大阪のマンマを1階で観劇した日に終演後、2階から怒鳴り合う声が聞こえてきたことがありました。きっと同じことで揉めたんでしょうね。

で、なんか突き飛ばされた人が1階へ転落して救急車で運ばれた・・・とか?
いや、もうそんなの事故じゃなくて事件でしょ!

四季でも、そういったトラブルが多いことから2階席の扉周辺に「この作品はカーテンコールにスタンディングパフォーマンスがございます。予めご了承ください」、と書いた張り紙を掲示したり対策していましたが、それでもトラブルになってしまったんですよね。

最近のマンマでは、あまりそういったトラブルを聞かなくなりましたけど、それはナゼかとよく考えたら

今は2階席なんかガラガラでC席エリアにマニア客しかいないからですわワハハ!!(←怒られるわ)

 

注意事項なんて読んでねえ!アナウンスなんて聞いてねえ!

でもさ・・・

こういう注意事項とかお願いとか、まぁ貼ってある注意の紙もそうだし、頻繁に流れている劇場アナウンスもそうなんだけど、迷惑行動を起こす人って・・・

 

注意事項なんて読んでねえしアナウンスなんて聞いてねえ!!ですわ。

 

聞いても意味わかってねぇ!!ですわ。

 

もうお手上げなんですわ!!!!

 

こまったこども

一体どうしたらいいんだろう・・・

 

 

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新聞の投書に「帝劇で注意された腹立つ」が物議に

これですね。人の話聞いてない代表例。

少し前にツイッターでもかなり物議になりました。

帝劇で前のめりを注意された人が納得いかずに新聞に投書した、という事案。

帝劇ってものすごく丁寧にアナウンスしていますよね。

 

劇場側はすごく努力している

「前のめり」「ビニールの音」「お話し声」「携帯電話やアラーム時計」。事細かに、しかし不快に聞こえないように、ゆっくり柔らかい口調でアナウンスしています。

あの帝劇のアナウンスって、係の人の生アナウンスなんですね。最近テープじゃないと知って驚きました。

 

「前傾姿勢」はわかりにくいかも

これ、意外にも四季の劇場ではあまりしつこくは言ってないんですよね。「携帯」ぐらいは言ってるけど「前のめり」は「前傾姿勢」というちょっと難しい日本語に変えてます。あれ、わかりにくいよなぁ「前傾姿勢」なんて日本語、意味はわかるけど普段あまり使わないからピンとこない人もいるよなぁ。なんていつも思っています。

あ、でも「親子観劇室」の案内は言ってましたわ!(←今回のツボ)

ちなみに四季のアナウンスは初代メグ・ジリー役の青山弥生さんです。四季ファンには有名な話ですね。(四季はアナウンスをテープで流しています)

 

ピクトグラムはわかりやすい

開演前や幕間に、まるでレースクイーンかのごとく、迷惑行為禁止のイラスト付き看板を高く掲げて客席を歩きまわり、さらに声をかけて注意喚起している劇場は、宝塚大劇場や梅芸メインホールです。

まぁ、例としてこんなヤツですね。係の人が持ってるのは4つぐらい書いてありますけど。ピクトグラムがわかりやすいです。

梅田芸術劇場メインホールの劇場のお願いピクトグラム

梅田芸術劇場メインホールのロビーで撮影。Photo by kindan_J

 

 

実はわかっていてやっている人もいるよね?

それぐらいやっていても、迷惑行為をする人はお構いなしにするんですよね…
本当に劇場を運営している皆様、お疲れ様でございます。

でも、「本当に知らなくて迷惑行為をしている」人ばかりなのでしょうか。

いや、案外そうでもないかもしれません。

 

なぜ迷惑行為をしてしまうのか。なぜ迷惑行為を注意されると逆ギレするのか。

これは私なりの考えですが、キレる人ってどこかで「あ、これ本当は悪いことしてるんだろうな」と薄々感づいているのだと思います。

で、頭で分かっていることを実際に注意されると、「罪悪感の払拭と(公衆の面前で注意されたことの)恥ずかしい感を吹き飛ばす為」に、相手に対してブチギレることで、それらのエネルギーを放出する行為を起こすのでしょう。

殆どの場合は注意した人に対して、となるのでしょうが、無関係な弱者に向けられることもありますよね。

だから私が目撃した「エリザベート」で注意された二人組はやっぱり心のどこかで、「上演中に話すのって本当は良くないよね」とわかっていながらやっていたに違いありません。

ある意味確信犯だった、ということです。

では、なぜわかっているのに迷惑行為をしてしまうのでしょうか。

キレる犬

わかっていることを注意されるから人は逆ギレする。

 

価値観の違いが軋轢を生む

これは価値観の違い、だと思います。

その人達は「上演中に話すのは悪いのはわかっている」のだけれども、「少し位なら別に構わないよね」というその人達なりのボーダーや正義があったのでしょう。

今回の場合のBさんたちは、お喋りに興じるのが本当に大好きなウマアイの二人組で、話しだすと止まらない二人だったのかもしれません。

「ちょっとぐらいなら話たって別にいいじゃん」という気持ちがあるから、実際に注意されると「なんでちょっとしか喋ってないのに注意するんだ」という発想になるのです。

まぁ、実際にはちょっとじゃないかもしれないけど、それはその人達なりの思いと言うか主張ですよね。

「1秒たりともお喋りは許さない」人と、「(少しじゃなくても)少しなら喋ったっていいでしょ」という人との価値観の違いによる軋轢が、今回の衝突へ発展したのです。

 

ルールを守る人と守らない人の違い

わかりやすい例で言うと、日本の電車内では優先座席の周辺は携帯の電源を切る、というルールが鉄道会社各社により定められています。

でも、実際に電源を切る人ってどのぐらいいますか?「本当は電源を切ったほうがいいのはわかってるんだけど」「少しの間だし電源なんて切らなくてもいいよね」ということと似ています。

中には若者でカラダピンピンしてるくせに、悠々と優先座席に腰掛け我が物顔でふんぞり返り、スマホを弄んでるヤカラがいたりしますよね。

「おれ、迷惑行為してますけど、なにか??」的な、オーラプンプンです。アホですね。

もちろんそんなヤカラに注意などしたらほぼ100%で逆ギレするでしょう。下手をすれば暴力を振るってくるかもしれません。だって「悪いことをしている」のをわかっているからね。

駅や道路で「注意をしたら逆上され暴行事件」で死亡事件になるケースもありますよね。怖いですよねぇ。そのうち劇場内で死亡事件とか起きたら本当にシャレにならないんで、皆さん気をつけてください。

 

本当に知らなかった人は素直に非を認める場合が多い

逆を言うと案外、「迷惑行為だと(本当に)知らなかった」人は注意をされると「あ、そうなんだ知らなかった!ごめんなさい」と、素直に聞いてくれる人が殆どです。

ですから逆ギレする人は、わかっていてやっている確信犯か、ギリギリのボーダーラインを越えるか越えないかのところで、「注意できるもんならしてみ」的なある種の挑発行為とも言えるんですね。

ようするに「結構タチ悪い人」という部類に充分入ると思います。

 

なんで迷惑行為を平気でする人たちが劇場へ来ちゃうの?

じゃあなんでそんな人が劇場にくるの?っていう話なんですけど、それは人それぞれですからねぇ。

もう育った環境とか受けてきた教育とか持ち備えるモラルとか、その人の生き様の話になってきますもんね。

ようはそんな人でもミュージカル好きな人はいる、ということなんです。

うーん、深い話になってきちゃったぞ(笑)

 

注意をする時は気をつけましょう。とんでもないトラブルに発展するリスクあり

皆様におかれましては、今後観劇をするときには不運にも周辺で迷惑行為をしている人に遭遇するかもしれません。
ですが、もし直接注意をする時には充分相手のタイプを見極めてから、注意をするようにしましょう。

揉め事になった時の返し言葉なんかも考えておいたほうがいいかもしれません。「親子観劇室いけ」とかね(笑) しつこくてすいません。いやかなり気に入ってるんです。

ただ、トラブルになってしまうと下手をすれば両者退場なんてこともあるかもしれませんから(ジーザスの例もあり)、できれば劇場係員に伝えて注意をしてもらうほうが良いと思います。

劇場の人には気の毒な話ですけどね。ここは頑張って頂くしかないのです!お願いします!

というか、いつもありがとうございます。

 

まとめ:劇場内にマナービデオを流してみればどうか

最後にヒントになるかどうかはわかりませんが、劇場もこういったビデオを流すというのはどうでしょう。

開演前や幕間に如何でしょうか。結構効果でると思うんですけどね。

 

1.航空会社(航空機)の機内安全ビデオ

ANAの機内安全ビデオ。注意事項も詳しく解説しています。

 

2.映画館のマナーCM

T・JOY博多(映画館)の劇場マナーCM。演劇の劇場にも通じるマナー喚起や注意事項が盛り込まれています。

 

番外:残念な例

実はこういうのもありました。出だしはなかなかいいのですがウケを狙ったのか、途中から悪ノリしているのが残念すぎます。ちゃんと作れば良かったのに。

 

どうでしょう。こういうビデオを流せばもっと場内マナーが周知すると思うのですが。

スターさんのバージョンなんかあったら皆マナー守りまくるでしょう!(笑)
「レ・ミゼラブル」だったらバルジャンとジャベールの”対決”風にマナー喚起するとか。いいですよね!

ロビーはもちろん、客席内にもモニターを入れて流すと良いと思います!

劇場関係者の皆さん、どうぞご検討くださいね。

 

劇場へ訪れる皆さんがストレスなく、楽しく観劇できますように!

 

観劇マナー関連記事:

【初心者必見】劇場で恥をかかない為に最低限知っておきたい5つの「観劇マナー」

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この記事を書いた人

禁断J(禁断先生)

観劇ブロガー/オペラ座の怪人専門家。劇場で「禁断さん」と呼ばれるのは恥ずかしいですがもう慣れました。
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