1789最強解説レポ

帝劇1789 最強解説観劇レポ 全ナンバー・シーン感想 ネタバレ

観劇レポ:東宝・帝劇 1789 バスティーユの恋人たち

帝劇1789 最強解説観劇レポ 全ナンバー・シーン感想

更新日:

帝劇1789

©TOHO 帝劇ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』 オランプ:神田沙也加、マリー・アントワネット:花總まり、ロナン:加藤和樹、ロナン:小池徹平、マリー・アントワネット:凰稀かなめ、オランプ:夢咲ねね

 

via: tohostage.com

 

みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。

さて今回は、いよいよ 帝劇の新作ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』の 楽曲・シーン別完全解説、こちらは2幕編となります。いわゆる「最強解説観劇感想レポ」シリーズです。

 

まだ 1幕編を読んでいない人は、先にこちらから読んでくださいね

・帝劇1789 全ナンバー・シーン解説 1幕編はこちら(ネタバレ注意)

帝劇1789 最強解説観劇レポ 全ナンバー・シーン感想

 

なお この記事は「完全解説」となりますので、結末部分のネタバレまで完全に書きます。ネタバレは嫌だという人はこれ以上読み進めないようにしてください。

・こちらの記事はネタバレなしですので安心してください。

帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』を存分に楽しむ方法

 

帝劇1789 第2幕 全ミュージカルナンバー、シーン別解説

帝劇1789 登場人物:キャスト

それではここから、帝劇1789 2幕の全ナンバー、シーン別解説です。

1幕編と同じように、主にミュージカルナンバーとそのシーンの解説を中心に書いています。CD収録のミュージカルナンバーは、曲番と曲名を記載。またそのシーンや演技についての感想も書いています。更にフランス版との違いがあれば、それも合わせて書いていますので参考にしてください。

一部、ミュージカルナンバーのないシーンに関しては、前後に簡単な解説を入れています。

STORY(帝国劇場1789公式サイト)

 

ここは間違っているよ!というところがありましたら教えて下さいね。

 

シーン1 球技場:1-1 「街は我らのもの(リプライズ)」 ロベスピエール、ダントン、デムーラン、ソレーヌ、リュシル、ミラボー、民衆

球技場。ファンファーレが鳴り、客席扉からロベスピエール、ダントン、デムーラン、ソレーヌらが民衆を従えて、客席通路を通り入場してくる。議会を締め出された民衆は球技場に移動したという場面からスタートする。1幕シーン12Aと同じナンバー(CD DISC1-11: La rue nous appartient)

 

▶ダントンの「網を外せ」からの民衆への演説力と統率力が凄い。革命の中心人物であることがより強調される。そしてこれから大きな革命が起ころうとしていることがよくわかるシーンである。

※フランス版では客席からの行進はない。

 

1-2 「誰のために踊らされているのか?」 ロベスピエール、ダントン、デムーラン、ソレーヌ、リュシル、ミラボー、民衆

ロベスピエールの号令から「(ここからは)動かない」「(我々は)闘うぞ」を繰り返す、ビートの効いたロック・ダンス・ナンバー。ロベスピエールのファルセットを多様したヴォーカルが光る。(CD DISC2-1: A quoi tu danses?)

▶ロベスピエールが中心だが、民衆に紛れてダントンやデムーランも踊る。迫力の群舞で盛り上がるシーンとなる。

 

国王ルイ16世が集まっている民衆に向かって「国民議会は無効」と宣言する。ペイロール伯爵は「国王の命により解散」と民衆に告げるが、民衆は球技場から動かなかった。

民衆を威嚇するために鳴らされる銃砲。そこに様子を見ていたロナンが割り込んでくる。

 

ロナンは「人間には自由と平等の権利がある」と宣言し、怒りを表現する激しいボディ・ダンスを披露する。ロナンのダンスに続き、一斉にボディ・ダンスをする民衆たち。

 

※フランス版では「誰のために踊らされているのか」以降は ロベスピエールが中心となり、帝劇版のように ダントンやデムーランは参加しない。また、帝劇版ではロナンがボディ・ダンスを始めるが、フランス版ではロナンは登場せず、ロベスピエールが中心となってボディ・ダンスをする。

 

アルトワ伯とペイロールは、兵士に民衆への発砲を命令しようとするが、一歩手前で 財務長官 ネッケルら が民衆たちと兵士の間に立ちはだかる。

「もう少しだったのに」と口惜しむアルトワ伯。アルトワとペイロールは兵の撤退を命ずる。

 

※フランス版ではこのシーンには アルトワ伯は登場しない

 

1-3 「革命の兄弟」~「街は我らのもの(リプライズ)」 ロナン、ロベスピエール、ダントン、デムーラン、ソレーヌ、リュシル、民衆

ペイロール率いる兵の撤退にひとまず安堵する ロナン、ロベスピエール、ダントン、デムーランや民衆たち。「革命の兄弟」を歌って喜びをわかちあう。(日本版のみのナンバー)

 

シーン3 サン・ドニ大聖堂:3-1 「私は神だ」 アルトワ伯、トゥルヌマン、ロワゼル

サン・ドニ大聖堂。アントワネットからフェルゼンへと宛てた手紙を預かったオランプは、大聖堂を訪れていた。手紙を受け取りに自らやってきたフェルゼン。

そこに待ち伏せていた アルトワ伯と 秘密警察三人組(ラマール、トゥルヌマン、ロワゼル)が入ってくる。

 

秘密警察に フェルゼンの逮捕を命ずるアルトワ伯。フェルゼンは捕らえられてしまう。

王位を狙うアルトワは、得意の催眠術を用いてオランプを眠らせてモノにしようという、アルトワによる エロねちっこいソロ・ナンバー。(CD DISC2-2前半部分: Je suis un dieu)

1789アルトワ吉野圭吾

©TOHO 帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』 アルトワ伯:吉野圭吾

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▶アルトワ伯は催眠術を得意技とするミステリアスなキャラなのだが、なぜか手下である 秘密警察のラマールも催眠術にかかってしまう・・・という まるでコントのような展開になるのが 特徴である。(このシーン以外にも この催眠術のくだりは何度も出てくる)

さらにオランプを好いているラマールが、意図してアルトワの邪魔をするという コミカルなシーンが何度もある。ここもその一つ。

これまでは アルトワの催眠術をうまくかわしていたオランプだが、今回はハッキリとコインの揺れを見せられてしまい、オランプは眠ってしまう。そしてやはり ラマールも眠る。

このナンバーでアルトワは、なぜか大掛かりなマジック(オランプを人体浮遊)も披露する。

 

※フランス版ではアルトワのソロではなく、ラマールのソロになる。(アルトワは大聖堂には来ない)ラマールの不気味な歌に合わせて、気持ち悪い ダンスをするトゥルヌマンとロワゼル。ラマールは 帝劇版のアルトワのようにマジックは披露しないが、催眠術は使用する。ラマールに催眠術をかけられたオランプは強い幻覚症状に陥る。という展開。

 

アルトワ伯は仕上げとして オランプに媚薬を飲ませようとするが、寸前のところでラマールが媚薬の瓶を取り上げ、ラマールが飲み干してしまう。その後の展開は想像通りに。

そこに割り込んでくるロナン。ロナンは「オランプを返せ」と言い、まずは捕らえられていたフェルゼンの縄を解く。

さらにロナンはラマールから拳銃を奪い、アルトワ伯に威嚇発砲する。

ここは音楽のみ(CD DISC2-2後半部分: Le cauchemar )

 

銃声を聞いて驚いて入ってくる大聖堂の司祭たち。アルトワ伯は秘密警察三人組を引き連れて退散する。

オランプはフェルゼンに、アントワネットからの手紙を手渡す。フェルゼンは「命を賭けてでも 王妃(アントワネット)をお守りする」と、ロナンに礼を言って去っていく。

 

1789オランプ夢咲ねね

©TOHO『1789 バスティーユの恋人たち』 オランプ:夢咲ねね

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二人きりになったロナンとオランプは、「会いたくて仕方なかった」とお互いに言い合う。

▶(チッ)

 

3-2 「世界の終わりが来ても」 ロナン、オランプ、アントワネット、フェルゼン

ロナンとオランプ。そしてアントワネットとフェルゼンによる、ダブルデュエットという構成のナンバー。(日本版のみのナンバー)

ロナンとオランプの困難(敵対する立場同士の恋愛)、アントワネットとフェルゼンの困難(愛し合っているが別れようとしている)を絡めた歌となる。舞台上に4人登場するが、アントワネットとフェルゼンは別々の場所に居る、という設定。

 

ロナンは、ラマールから奪った拳銃をオランプに手渡す。そしてロナンはオランプに「自由になったらまた必ず会える」と言ってオランプとの再会を予言する。

 

シーン4B パリの下町のパン屋:4Bー1 「世界を我が手に」 ソレーヌ、女たち

パリの下町のパン屋。不作続きによる小麦不足の影響で、街からパンが不足している。「子どもたちが死んでしまう」と 女たちが騒いでいる。

ソレーヌが先頭に立ち、女たちを従えて筋違いにもパン屋を襲いに行くというシーン。

テンポが速いノリの良いロック・サウンドが特徴の ソレーヌによるパワフル・ナンバー。(CD DISC2-3: Je veux le monde)

1789ソレーヌソニン

©TOHO 帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』 ソレーヌ:ソニン

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2人しかいないパン屋はあっという間に蹴散らされ、鍬や鎌を持ったソレーヌや女たちがやり場のない怒りを歌とダンスで表現する。

 

4Bー2 「街は我らのもの(シュプレヒコール・バージョン)」 ロベスピエール、ダントン、デムーラン、ソレーヌ、リュシル、パン屋、女たち

そこにロベスピエール、ダントン、デムーランが駆けつける。ソレーヌとパン屋の間に ダントンが割って入り、女たちとパン屋は和解。結束し革命へと行動を起こしていく。(CD DISC1-11: La rue nous appartient)

 

その頃、ヴェルサイユ宮殿では、ルイ16世、アルトワ伯、ペイロール、ネッケルによる会議が開かれていた。ペイロールは「軍の力で民衆を弾圧し事態を収拾させたい」と提案し、アルトワ伯も 弾圧案を後押しする。一人民衆側に立つネッケルは「虐殺になる。話し合いで収束を」と、民衆弾圧は思うとどまるよう 王に強く進言するが、ルイ16世は「あらゆる手段を講じて事態を収集させよ」と ペイロールに命令する。そしてネッケルは財務大臣を解任となる。

 

シーン6 デムーランの演説:6ー1 「武器をとれ」 デムーラン、ロナン、ロベスピエール、ダントン、リュシル、民衆

パレ・ロワイヤル。ネッケル解任の報はすぐに民衆の元に届き、既に軍が出動し民衆の虐殺を初めていることがわかった。

デムーランは「軍に対抗するには民衆が武器を取るしかない」と言い、さらにデムーランは「私たちに紋章はないが、代わりに”緑の葉”を身につけて闘うのだ」と民衆たちに演説。民衆は緑の葉をそれそれ手に持ち、”自由” を求めて結束をあらたに武器の確保に動き出す。(日本版だけのナンバー)

※フランス版では ”緑のスカーフ”となる。また 帝劇版 2幕9-1「サ・イラ・モナムール」(CD DISC2-4: Ça ira mon amour)を ロナンではなくデムーランがソロで このタイミングで歌うことになり、曲が差し替えられている。

 

シーン7 パリ市街:7ー1 「国王陛下の名のもとに」 ペイロール伯、ロナン、ロベスピエール、ダントン、デムーラン、リュシル、民衆

パリ市街。ペイロールが兵を連れてやってくる。そこにかち合うロナン、ロベスピエール、ダントン、デムーランら民衆たち。

ペイロールは圧倒的な強さで制圧しようとする。兵の数が多く、なすすべもなく追い込まれる民衆。ペイロールは「国王に逆らう奴は容赦なく処刑する」と、冷酷に歌い続ける。

1789ロナン加藤和樹

©TOHO 帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』 デムーラン:渡辺大輔、ロナン:加藤和樹、ロベスピエール:古川雄大、ダントン:上原理生

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デ、デ、デ、デ と、刻むようなビートに乗って、パワフルにうねらせて歌い 民衆を次々に倒していく、強すぎるペイロールによる事実上のソロ・ロック・ナンバー。(CD DISC2-5: Nous ne sommes)

ペイロールはさらに、倒れたロベスピエールを踏みつける。踏みつけられて 苦悶の表情を浮かべるロベスピエール。ペイロールは満足気でさらにテンションを上げていく。

最後には、兵が民衆に一斉に銃を撃つ。

 

▶ペイロール伯爵による この踏みつけ がまたえらくカッコいい。とにかく笑ってしまうほどに強すぎるペイロールの立ち回りを楽しむことができるナンバーとなっている。ペイロールに踏まれるロベスピエールも良い。

※フランス版では ペイロール軍と民衆の直接対決ではなく、ペイロールが兵への陣頭指揮を取り、テンションを高め、自己陶酔するというパフォーマンスが中心の動きとなる。最後に 民衆に銃を撃つのは同じ。

 

シーン8A ヴェルサイユ宮殿:8Aー1 「革命が始まる」 アントワネット、アルトワ伯、ラマール、トゥルヌマン、ロワゼル、ポリニャック夫人

ヴェルサイユ宮殿。革命の声が大きくなり民衆の暴動がエスカレートしている中、「我々は殺されるのでは」と危機感を募らせる宮殿内の貴族達。どうやって国外亡命するのかを話し合う というシーン。だが、アントワネットは「私は宮殿に残る」と言う。

ここは1幕シーン3「命を賭けて」(CD DISC1-3: Je mise tout)と同じメロディーを使っている。(日本版のみのシーンとナンバー)

 

アントワネットは側近であるポリニャック夫人の任を解く。

アントワネットの元にフェルゼンがやってくる。フェルゼンは、「もう会えない」と書かれたアントワネットからの手紙を読んで宮殿にやってきたのだ。フェルゼンは「一刻も早く国外へ逃げないとあなたとあなたの家族は殺される」と。アントワネットは「私はフランス王妃。国王に付いていく」と言い フェルゼンに別れを告げた。

そしてアントワネットはオランプの任を解く。

 

※フランス版ではポリニャック夫人とキスをするアントワネット、というシーンがある。また、フェルゼンがアントワネットに会いにくるというシーンはない。

 

8Aー2 「神様の裁き」 アントワネット

アントワネットによる、ソロ・バラード。これまで自らが侵した罪をもうすぐ神が裁きを下す。もう覚悟はできている、と歌うナンバー。(CD DISC2-6: Je vous rends mon âme)

ゆっくりと歌っている最中に、豪華に着飾ったドレスや宝飾、鬘などが次々と侍女たちの手で外されていく。最後にはスクリーンにギロチンが落ちる映像あり。

1789アントワネット花總まり

©TOHO 帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』 マリー・アントワネット:花總まり

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※このナンバーはフランス版もほぼ同じ展開となるが、フランス版ではアントワネットはかなり雑に服を脱がされていく。そして最後には大量の不気味なデスマスクが置いてある中、身を投げるように後ろへ倒れこむと同時に、ギロチンの映像が入る。より、罰を受けた感じが強いシーンとなっている。

 

オランプは自由となりロナンの元へと向かうが、途中 またしても アルトワ伯と秘密警察(ラマール、トゥルヌマン、ロワゼル)がオランプの行く手を阻む。しかしオランプはロナンから預かっていた拳銃で使って、その場を切り抜ける。

 

シーン9 パリ市街:9-1 「サ・イラ・モナムール」 ロナン、オランプ、ロベスピエール、ダントン、デムーラン、ソレーヌ、リュシル、民衆

オランプはロナンと再会。オランプは「自由になってあなたに会いにきた」とロナンに言う。ロナンは「これからバスティーユに向かう」とオランプに。バスティーユの火薬庫に火薬を取りに行き、武器として使うと言うのだ。

オランプは、自分の父親が火薬庫で働いていることを心配するが、ロナンは「説得してみせる」と。

ピアノからの始まりが特徴的なナンバー。(CD DISC2-4: Ça ira mon amour)

ロナンはオランプと。ダントンはソレーヌと。ロベスピエール、デムーラン、他の男達は全員彼女とペアになり、身体の接触を激しくさせるダンスを魅せる。そして最後は全員で相手役とキスをする というシーン。

1789夢咲ねね加藤和樹

©TOHO 帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』 オランプ:夢咲ねね、ロナン:加藤和樹

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キスをし終わったら、全員でバスティーユへと向かう。

 

▶帝劇版のサビ(歌詞)は、そのままフランス語で「サ・イラ・モナムール」と 歌っている。

※フランス版ではこのシーンは、ロナンとオランプのデュエット、1幕シーン10B-2「この愛の先に」(CD DISC1-10後半部分: Le Dauphin)と なる。ロナンとオランプはキスなどもしないし、他の革命家たちもここぞとばかりに女を連れ込んでキスなどしない。

 

シーン10 バスティーユ要塞前:10ー1 「肌に刻み込まれたもの」 ロナン

続くロナンのソロ。ここは1幕シーン1-2「肌に刻み込まれたもの」と同じ。ロナンのロック・ナンバーとなる。(CD DISC2-7: Sur ma peau)

 

ロナンは一人バスティーユへと入っていく。見守るロベスピエール、デムーラン、ダントンや民衆たち。オランプとシャルロットは少し離れたところから見守っている。

音楽のみ(CD DISC2-8: La prise de la Bastille)

 

ロナンはバスティーユからオランプの父、デュ・ピュジェ中尉と共にバスティーユから脱出してくる。喜ぶオランプ、シャルロット、そして革命家たち。

 

しかしペイロールの指示で兵はピュジェ中尉に発砲。中尉をかばった ロナンは撃たれ、倒れる。

駆け寄るオランプ、ソレーヌ。そして革命家たち。だがロナンは間もなく死ぬ。

1789ロナン加藤和樹

©TOHO 帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』 ロナン:加藤和樹

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10-2 「叫ぶ声(リプライズ)」 ソレーヌ、デムーラン、ダントン、リュシル、民衆

1幕1-3「叫ぶ声」と同じメロディー。ソレーヌのソロから始まる。(CD DISC2-9: Fixe / Les Droits de l’homme)

「1789年8月26日、人権宣言を採択する」として、デムーラン、ロベスピエール、ダントン、ソレーヌ、リュシルと、民衆が次々と人権宣言の条文を読み上げる。フランス革命は成し遂げられたのだ。

 

※フランス版ではソレーヌとデムーランのデュエットとなる。

 

シーン11 人権宣言:11-1 「悲しみの報い」 全員

特徴的なピアノから始まるナンバー、歌い出しはシャルロットから。(CD DISC2-10: Pour la peine)

次々と登場するプリンシパルを含むキャストたち。最後には ロナンが塀の上から登場。全員の歌でフィナーレとなる。

 

※フランス版ではカーテンコールソングとなり、観客は一斉に舞台前に駆けつけ、客席はオール・スタンディングとなる。続いて、「サ・イラ・モナムール」のアコースティック・バージョン(CD DISC2-11: Ça ira mon amour)を、観客全員と歌う 流れとなる。

 

帝劇1789 第2幕完全解説まとめ

2幕は展開が早く、あっという間に終わります。主人公のロナンは結構アッサリと死んでしまいますが、これはフランス版も同じ感じです。初めて見たら突然の主人公の死に「えっ?!」と驚くことでしょう。

そしてやはり、2幕でも日本風のアレンジ(帝劇の独自演出)が加えられています。フランス版は(特に2幕は)ナンバー中は特に抽象的な演出が多い(簡単に言えばよくわからん)のですが、帝劇版ではそんなことはなく、演出も台詞も含めてシッカリ説明と共に進むので、置いてけぼりになることはまずないでしょう。

もし 途中から話に付いていけなくなったとしても大丈夫です。憶えやすい歌や 楽しいダンスや 大勢のイケメンがしっかりと作品を補ってくれるので それだけでも充分に楽しめます。帝劇版1789 はそこが安心なところですね。

 

ただ ちょっといらんかなーと思ったのは、シーン9の「サ・イラ・モナムール」ですね。あ、曲は良いしこのナンバーは好きなのですが、革命を起こす前に革命家(男)が全員彼女を呼んで、意味深なイチャコラダンスをして 最後は揃ってキスするという、なんとも変なシーンとなってしまいました。

フランス版では似たシーンはあるにはありますが こんなに直接的ではないし(フランス版の「サ・イラ・モナムール」はデムーランのソロで、デムーランはめっちゃ真面目に執筆活動に勤しむというシーン)、なんかわざわざ革命前にちょっと みんなで息抜きしようぜ的 な感じになっていて、唯一真面目(?) だと思っていたロベスピエールまで彼女を連れ込む始末。どんだけよ。

「レ・ミゼラブル」でもバリケード崩落前に男たちが「この子たちがベッドで寝てくれた」と、あんにセックスをほのめかすフレーズはありましたが、これはオリジナルの演出を受けてのこと。

1789は独自演出で このイチャコラを付け足しているので、ちょっとアレ?と思ったんです。うん、それだけですよ。後は良いです。

 

で、やはりペイロール伯爵のもはや人間とは思えぬ圧倒的な力で 民衆をねじ伏せるパワーに惹かれました。(7-1「国王陛下の名のもとに」)ほんまに めっちゃカッコエエんですもん。

フランスでは無機質に歌うペイロールですが、岡幸二郎さんはとてもエモーショナルに歌いあげるんですね。 めっちゃロックです!岡さんの歌い方がね!それがまた惚れる んです。悪役なのにね。

1幕は岡さんの上手すぎる鞭さばきが見どころでしたが、2幕は何と言っても ”踏みつけ” でしょう!人を足で踏むんですよ!ワシも踏んで!ほんまに毎公演ありがとうございます。

 

そして もう一人の悪者、アルトワ伯の吉野圭吾さんもエロくて良かったです。執拗に催眠術を使って、なんとかオランプをモノにしようとするのがいいですね。(3-1「私は神だ」)

「まだ味わったことのない快楽を与えてやろう」とか「私と一緒にロンドンに来れば最高の地位を保証しよう」など、誘惑たっぷりな歌詞や台詞がまたねちっこくてエロくて良かった です。

だけど、結局媚薬や催眠術でモノにしようってところが、セコい 笑。

 

個人的には催眠術で使うコインの動きを オランプが見てしまうのですが、神田沙也加さんのオランプは結構眉間に力が入っているオランプさんで、眉間に力を入れたままそのコインの動きを見る目というか表情がおかしくて 吹き出しそうになりました。

まぁ、ちょっとしたツボということで・・・

 

サカケンさんは2幕でもめっちゃオモロイですよ。

 

それとね。東宝さん ロナンの歌増やしすぎよ! フランスでは他のオッサンの歌やのに、帝劇では その殆どをオッサンから取り上げて ロナンに歌わせています。もう、わかりやすいんだから!

帝劇版1789 では、ロナン役の負担や消耗は相当大きなものになっているでしょう。でもロナンのお二人、小池徹平さん 加藤和樹さんどちらも熱演でした!素晴らしかった。

 

逆にオランプの歌は少なすぎですね。ソロに至っては1幕10B-3「許されぬ愛」のみです。まぁこれはフランスでも同じですが。

でもいいんです。神田沙也加さんも 夢咲ねねさんも可愛い。歌も良かったですよ。本当に。

 

ロナンがアッサリ死んでしまって、その悲しみのまま色々すっ飛ばして 登場人物が口々に 人権宣言を読み上げる というのも急な展開ですが、これはフランス版と同じになります。

でもその後の歌(11-1「人権宣言」)がね。ズルいですよね。なんか逃げた人や死んだ人が次々と出てきて、最後には仲良く 一列に並んで合唱するんですから、そりゃあ感動するってなもんです。泣けます。私もジーンときました。ラストにしっかり締めてくれるんですね。

 

色々と書きましたが、ひとまずこの「帝劇1789 最強解説観劇感想レポ」は終わりとなります。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

結局2幕編でも1万文字オーバーになりました。5千文字ぐらいに収めるつもりだったんですけど、ムリでしたね。

 

さて、続いてはいよいよ「帝劇 1789 キャスト別感想」です。と言っても、岡幸二郎さんのことは随分書いてしまいましたが。

キャスト感想はアッサリ行きますね。思ったままに!

 

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もう一度、帝劇1789 最強レポ 1幕編から読みなおしてみる!

帝劇1789 最強解説観劇レポ 全ナンバー・シーン感想

 

次の記事はこちら!

帝劇ミュージカル『1789バスティーユの恋人たち』キャスト別感想

 

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