オペラ座の怪人イメージの薔薇

オペラ座の怪人イメージの薔薇

劇団四季 The Phantom of the Opera オペラ座の怪人

【音源検証】羽生結弦選手フリープログラム、ミュージカル『オペラ座の怪人』音源を徹底検証してみた!

更新日:

(2015/07/24 リライト、2014/11/16に初稿した記事です)

 

みなさんこんにちは。禁断(@J_kindan)です。

先日行われたフィギュアスケートグランプリシリーズ2014中国大会
羽生結弦選手と村上佳菜子選手が、アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル、

『オペラ座の怪人』

(日本では版権を取得している劇団四季が上演

の音楽で滑るということで、テレビで観戦していました!

 

 

 

スポンサーリンク

羽生結弦選手の『オペラ座の怪人』音源を徹底検証してみた

 

羽生結弦選手のアクシデント…いや、あれはもう大事故とも言える衝撃のシーンがライブ中継され、もう絶対滑ることはできないと思っていたのに、本人の強い意思により強行出場をしました。
このことは大きなニュースにもなりましたね。
(あの状態で滑ってよかったのかの是非問題は今回は言及しません)

さて、このブログではやはり!
2014年シリーズで【ヴォーカル入り楽曲が解禁になった】ことにより、なぜか「オペラ座が熱い」!
(これまでにもオペラ座の楽曲を使用する選手はたくさんいましたが)

今シーズン、フィギュアスケート選手が使用する、ミュージカル「オペラ座の怪人」の楽曲(音源)を徹底検証してみたいと思います!

まずは、その羽生結弦選手のオペラ座の怪人から、いきましょう!

 

羽生結弦選手、ミュージカル「オペラ座の怪人」音源は

羽生選手が今回のフリープログラムにてメインで使っている音源(CD)は、この2枚です。

 

オペラ座の怪人 オリジナルサウンドトラック (2枚組)
サントラ エミー・ロッサム ミニー・ドライバー パトリック・ウィルソン ジェラルド・バトラー
ソニーミュージックエンタテインメント (2005-03-16)
売り上げランキング: 14,813
Phantasia

Phantasia

posted with amazlet at 15.04.12
EMI Classics (2005-05-02)
売り上げランキング: 10,402

 

1枚目は、2004年に公開された映画版、「オペラ座の怪人」サウンドトラック。

2枚目は、Phantasia(ファンタジア)というアルバムで、アンドリュー・ロイド=ウェバーの弟、ジュリアン・ロイド・ウェバーがチェロで参加している、「オペラ座の怪人」の組曲アルバムです。

このPhantasiaは、これまで【ヴォーカル入りが認められていなかった時代の】フィギュアにおいては、多くの選手がこのCDを使っていました。

この2枚のCDをミックス・アレンジして構成されているのが、今回の羽生選手のフリー・プログラム楽曲になります。

 

スポンサーリンク

【楽曲部分解説】 (※はミュージカルシーンを解説)

1. The Mirror (Angel of Music) 演技時間(おおよそになります) 0:00~0:16

まず、怪人(ファントム)が登場する不気味なドラムロール、短く「ドロドロドロドロ…」と鳴ります
音源は映画サントラより。”The Mirror” の導入部分です。
「I am Angel of Music…! 」という不気味なファントムの歌声
これも映画サントラの”The Mirror”。歌声は怪人役、ジェラルド・バトラーです。

※The Mirror (Angel of Music) 「ザ・ミラー(エンジェル・オブ・ミュージック)」…
歌姫カルロッタの代役を務めたクリスティーヌに幼馴染のパトロン、ラウル子爵が近づきクリスティーヌを食事に連れだそうとするが、それに怒った怪人が鏡の中から現れクリスティーヌをオペラ座の地下室に連れ去る。というシーン。

2. Why So Silent 演技時間 ~0:41

「ジャン!ジャン!ジャン!ジャン!」という不気味なベース音楽に、まるで怪人があざ笑うかのような弦楽器が不気味に絡みあう旋律が特徴的な部分となります。音源はファンタジアより。
(羽生選手の演技では、最初の4回転ジャンプを飛ぶ手前まで)

訂正:(羽生選手の演技では、”Why So Silent”中に最初の4回転ジャンプ(サルコウ)が入り、2回目の4回転ジャンプ(トゥループ)を飛ぶ手前までになります)

※コメントにてご指摘頂きましたので訂正いたしました。ありがとうございます。

※Why So Silent 「ホワイ・ソー・サイレント」
…仮面舞踏会(マスカレード)で浮かれるオペラ座。そこに半年間姿をくらませていた怪人がレッドデス(赤い死神)の仮装で乱入し、ラウルと婚約したクリスティーヌに忠告する。というシーン。

 

3. Overture ~ The Phantom of the Opera 演技時間 ~1:20

オペラ座の怪人を象徴する音楽、「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」が流れ、すぐ繋がるようにタイトルトラック、「オペラ座の怪人」のメロディが弦楽器により奏でられます音源は、ファンタジアより。
(羽生選手の演技では、最初の4回転 (訂正:2回目の4回転) を飛んだときにちょうど「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン」と鳴ります。その後ステップからのスピンが一通り終わって「ジャン!」という音で一旦ストップするまで)

※Overture (オーバーチュア)
…ミュージカル「オペラ座の怪人」を見たことがない人でも絶対に聴いたことがあるメインテーマ、「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」。主にパイプオルガンだがこれは怪人が弾いているという設定。

※The Phantom of the Opera (オペラ座の怪人)
怪人がクリスティーヌを地下室に連れて行く道中で歌われる。歌うのはクリスティーヌと怪人。このミュージカルを象徴するナンバーとシーンの一つである。

 

4. The Point of No Return 演技時間 ~1:56

弦楽器により哀しみや切なさを表現するような、しっとりと、しかし粘っこい旋律が奏でられる。音源はファンタジアより。

(羽生選手の演技では主にステップ、そして次に一回止まるまで)

※The Point of No Return (ポイント・オブ・ノー・リターン)
…主役のオペラ歌手(ピアンジ)を殺害し入れ替わった怪人はドン・ファン役に扮装し、大胆にもオペラの舞台上にあらわれる。そして劇中にクリスティーヌに近づき再び自分の元へ取り戻そうとする。(劇中劇、「ドン・ファン」の一シーン。歌うのは怪人とクリスティーヌ)

 

 

実況では「ファントムの嘆きを表現した」…と言っていましたが、特にそういう意味をもたせるシーンではありません(笑)

 

5. Music of the Night 演技時間 ~3:01

再び、怪人役ジェラルド・バトラーの歌声音源は映画サントラより。

※Music of the Night (ミュージック・オブ・ザ・ナイト)
怪人がクリスティーヌを地下室に連れてきてから歌う、怪人ソロ・ナンバー。
怪人役の力量が大いに問われる、このミュージカル中でのビッグナンバーである

 

6. Masquerade 演技時間 ~3:28

アップテンポな間奏部分を使用。音源は映画サントラより。

※Masquerade(マスカレード)
…オペラ座の仮面舞踏会のシーン。大階段を使用した大人数でのダンスシーンは圧巻

 

7. Beyond the Lake(エンディング) 演技時間 ~4:40

怪人役、ジェラルド・バトラーの歌声(Music of the Night リプライズ)~エンディング部分のオーケストラ演奏音源は映画サントラより。

※Beyond the Lake
…クリスティーヌを強引に奪いとった怪人だが、クリスティーヌからの真実の愛を感じとりクリスティーヌをラウルの元に返すことを決意。そして怪人はオペラ座から永遠に姿を消す。涙と感動のエンディングシーン。

フィギュアスケートに関してはほぼ観戦専門で素人であり、技の名前など技術的なことは殆どわかりませんので、羽生選手の演技部分の説明が拙い点はご容赦ください。

 

羽生結弦選手の「オペラ座の怪人」のテーマは

こうして音楽の構成を分解してみると、個人的にもなかなか好きな曲の繋ぎとなっています。
スローなバラード(?)の5.Music of the Night に多くの時間をとっていますね。
これはファントムによるソロ・ナンバーですから、

羽生選手のオペラ座のテーマは、ずばり「ファントム(怪人)」でしょう!

 

(クリスティーヌやラウルのナンバーは構成にははいっていません)
映画版ファントム、ジェラルド・バトラーの歌声が会場に不気味に響き渡るなんて、考えるだけでもゾクゾクします。

あと、2.Why So Silent 。

こんな不気味な旋律を部分的に、しかも最初の4回転ジャンプの手前に入れてくるなんてずるい

(笑)!もうドキドキしますわ。

そして、4.The Point of No Return。これ好きなんですよねー。
「ファントムの嘆き」ではないですけどね(笑)。

ここは

どちらかといえば「滾ったファントム」

ですね。

 

オペラ座ファンも納得の楽曲アレンジ構成

 

総合すると、
羽生選手の「オペラ座の怪人」は、ミュージカル「オペラ座の怪人」ファンから見ても(聴いても)納得する、なかなか良い音楽の構成になっている
といえます!

基本、羽生選手のオペラ座は2枚のCD(映画版サントラ、ファンタジア)からの音源使用ですが、2箇所だけ、どこから引っ張ってきたのかわからない部分がありました。

それは3. The Phantom of the Operaの最後、「ジャン!」という部分。(羽生選手もその「ジャン!」にあわせて一旦ストップする)

もう一つは、7. Beyond the Lake(エンディング)ラストの音、「チャーン」という部分。(最後の終わりの音)

この2箇所に関してはどの音源からなのかはわかりませんでした。
どちらもちょっとした、部分的な音なんですけどね。(笑) やはりわからないままでは気になるもので。

音楽の流れに合わせるためにピッチ(音程)を改変しているのか、もしくは別のオペラ座CDからその部分をひっぱってきているのかどうかは不明です。
わかる方がいらっしゃいましたら、是非教えてください!

さて今回はこのぐらいですね。

羽生選手、今回の怪我は本当に大変でしたけれども、またこの素晴らしいオペラ座の怪人の音楽で、美しく滑るファントムの姿を見せてください!

そして次回は、村上佳菜子選手の「オペラ座の怪人」、楽曲分析しますよ~

村上選手は、ショートプログラムもフリーもどちらもオペラ座を使用しているんですよね。
もう、いったいどんだけオペラ座好きなのよ?!(笑)

 

スポンサーリンク

関連記事・Ad

この記事を書いた人

禁断J(禁断先生)

観劇ブロガー/オペラ座の怪人専門家。劇場で「禁断さん」と呼ばれるのは恥ずかしいですがもう慣れました。
運営者情報 禁断劇場 
ツイッター
 メルマガ お問い合わせ

この記事が気に入ったら
いいね!してね

最新情報をお届けします

Twitterで 禁断J(禁断先生)をフォロー!

この記事がおもしろいと思ったらシェア!

-劇団四季, The Phantom of the Opera, オペラ座の怪人
-, , , , , , , , , , , , , , , , ,

Copyright© 今週もやっぱり禁断症状 , 2017 All Rights Reserved.